ベテランスラッシュメタルバンド、テスタメントの新PVをみた。
彼らの今までの作風、つまり音の壁が周囲を取り囲む轟音スラッシュメタルという感じではなく、むしろストレートなスピードメタルだ。
そんで、おおっ!と思ったのは途中少しだけブラストビートが使われていたところだ。ブラストビートっつうのは、とにかくドラムがバカみたいな速さですたたたたたと叩くリズムなのですが、それを今ごろやっているという、ところで少し笑ってしまった。
メタルにそんなに詳しくなけれぼその違和感は分らないとは思うのですが、あのテスタメントがなぜ今ブラスト?という感じなのですよ。まあそんなに気にしないでください、曲自体はカッコいいので。
ニューアルバムが出る!
さて、この曲はタイトルが「カースオブオシリス」なのです。オシリスっておしりとは何の関係もないよ、エジプトの神様だよ。ここでイシスとオシリスがどうの、という話はしませんが、とにかくこのあたりの神話、ギリシア神話とかエジプトの神様ってメタルだと定番のモチーフなのです。神話の持つスケール感がメタルのハッタリ感とマッチするんだろうね、昔のアイアンメイデンなんか、そんな曲ばっかだったし。
そんでテスタメントの曲にもどると、まあ、このPVの作り、基本的にチープなんですが、時折ツタンカーメンマスク的な映像がうっすら挿入されてバンドと重なるんですよ。そんでこの曲の中盤、ソロ前あたりのキメの部分(1:52)くらいでヴォーカルのチャックが、メロイックサインを出しながら両腕を交差させる瞬間に、そのマスクの映像がシンクロ!僕おもわず吹き出してしまった。その絵がこちら。
こんなん笑うでしょ
まあいちいちこんなのを笑う人もいないでしょうが。それにしても僕がこのあたりのバンドたちと同年代だからか、何となく今の動向が気になるのです。
まずエクソダスの新曲がいい。
メガデスの新曲がカッコイイ
それから驚いたのはレイジアゲインストマシーンのライブ。
もう一生やらないのかと思ってたら、急に復活?ザックの髪が短くなってた。
あとまさかのパンテラ再結成。パンテラはもうギターもドラムもこの世の人ではないのだから、無理がないか?フィルがやりたくて仕方がないのだろう。
気になるギターはなんとザック・ワイルド。そうしてドラムはアンスラックスのチャーリー・べナンテというある意味すごいラインナップ。でもこれパンテラって言えるのか?ダイムバックがギターを弾かないパンテラはパンテラじゃないだろ。ザックワイルドのバンドだろ。別のバンド名を名乗るべきなのでは?
スポット的にザックがギターを弾いてたけど。あと太った
若い世代のメタルバンドってどうなの?僕のアンテナが鈍っているのか、それともこのジャンルが停滞中なのか、90年代からのあのものすごいうねりを感じ取ることができません。もうスリップノットあたりで進化が止まってしまったのだろうか・・・。あとはもうインドのメタルに期待するしかないのか。
新譜をチェックできる経済力のなさもあるんだけどね