以前僕の大好きな「水中、それは苦しい」の新曲「保育園落ちた、吉田死ね」の記事を書いた。
上の娘が結構お気に入り
インパクトありすぎで週に何度も見てしまう
そんで今日も今日とてこのビデオを見ていたら次に突如この「さよならのバズーカ」のPVが流れたではないか!
彼らとしては今までにないタイプのPV
見てくれました?見た人はまず最初の「さよーなーらーばーずーかー」の歌いだしのジョニー大蔵大臣の顔のどアップを見て爆笑したはずです。
なんだその髪型!今時こんな髪型をして許されるのはジョニー大蔵大臣とロバート・スミスくらいだよ!
もはやロバートもおじいちゃん
そしていつもは三人でしかPVを作らない彼らだが珍しくゲストベーシスト、えらめぐみ嬢が友情出演?している。えらさんは「オワリカラ」のKbの人と結婚しているのですね。
最近聴いてないんだけど、この曲聴いて当時すぐにCD買ったっけ
「さよならの~」の話に戻ると、この曲に関してPVを作ってほしいという要望が高かったので実現したとのこと。いい曲だもんね。そして相変わらずのぶっとんだ歌詞のセンスはさすが。彼らのPVはほぼどの曲も歌詞が表示されるのでその世界観をより楽しむことができる。「バズーカ」というモチーフを「うるさすぎて、静か」とか「見た目のわりに、静か」とか、思いもよらない切り口で攻めてくる。
曲途中のブレイクに挿入される「クイズ、自分で考えよう」にも笑う。
ピポーン!犬! ブー!正解は「樋口一葉」でした じゃないでしょ。
そして最後のリフレインは「始業のチャイムもバズーカ、教会の鐘もバズーカ」ってぬかりない。
最後のスタッフロールにさりげなく「メイク協力 大佐」とか書いてあるけど、誰?
かようにかなりふざけた歌詞ばかりの彼ら(というかジョニー大蔵大臣)だが、教養に裏打ちされた全力のふざけであるからクオリティが毎回高く(ジョニー大蔵大臣は早稲田卒)、それでいてどこか哀愁ただよう内容なのだ。例えばこの「しあげはおじいさん」なんかその最たるものだと思う。
元ネタは「おかあさんといっしょ」の歯磨き後の「仕上げはおかあさん」というフレーズ
「僕(孫)が作っている誰も倒せない武器を 仕上げるおじいさん」
なんてフレーズ、その光景が今にも目に浮かんでくる。
以前どこかにも書いたんだど、「おっと、オトタケ」なんて曲は、逐一なんでも「オトタケ」という言葉(オトタケはもちろんあの乙武洋一氏。本人大絶賛とのこと)を羅列しまくるのだけれど、途中有名文学作品の冒頭部分のパロディがド怒涛の如く飛び出す。夏目漱石、川端康成、小林多喜二、高村幸太郎、島崎藤村などの作品がモチーフになっている。こちらで確かめてね。あなたは何人わかりますか?
他にも「まじんのおのようこ」とか「ホタルイカの光」など、うまく考えたなあー、という曲は沢山あります。ぜひ聴いてみてくださいな。
そうして彼らのビデオを見まくっていたら、この映像を発見した。なぜかジョニー大蔵大臣がアマチュアバンドらしき人々と共演している(演奏ヘタ)のだが、そのギタリストが僕の大学時代に仲の良かった後輩の「原」にそっくりなのだ!
最初にこれを見たとき、「おい、原!何やってんの!」とドキドキしてしまった。絶妙なギターの下手さ加減とか、立ち居振る舞い、顔立ちが当時の彼を思い出させて、またドラムの人も当時の後輩に似ていて、うわぁ!やつらこんなことしてるんだ!と思って
このバンドを検索したら、なんと福岡のアマチュアバンドでした。原じゃなかった!原に会いてえなあ!
このバンド、いつになったらブレイクするのだろう