昨日、11月11日は母親の82歳の誕生日だった。
母はありがたいことにまだ元気で(つってもそれなりに歩くのとか遅いが)、今も父と二人でうどん屋を切り盛りしている。すごい。僕その年まで働けるのか?つうか働き口あるの?日本は90まで働かなくてはならない、なんて話を聞くと一瞬「もう60くらいで死ねないかな」などと愚にもつかないことを考えてしまう。皆同様に同じような不安を日々抱えて生きているのだろうけれど、あー僕の家のポストに一千万円くらい急に投げ込まれてねーかなー。
話が飛んだ。
母の誕生日には毎年小6の娘がカードを作って贈るというしきたりが出来ている。つうか僕が作らせるんだけど、今年もまた作ってくれました。日曜日ほぼ一日使って作ってくれたのがこちら。
おばあちゃんに贈る前の状態
色々な創意工夫を凝らしたり、様々な知識による発想は僕の遺伝子情報と教育によるものだと自負しています。しかし彼女のほうが僕の少年時代よりもより優秀。中身を見ていこう。
こちらは裏側。家中に色紙の残骸が散らかっていた
二つ折り見開きのカードではなく、三つ折りにして情報を詰め込んでおります。
飛び出す絵本的な仕掛け
感心したのは風船を持つ女の子。僕は即座に「バンクシーか!」と思った
一時期話題になったね
以前この動画を彼女と見た僕はすぐに娘に「あ、これバンクシーだね!」といったのだが本人は「別に真似したつもり無いんだけど」とのこと。でも多分潜在意識に残ったんでしょうね。
こちらは裏側。裏側は飛び出す絵本メッセージとなっている。
本から本が飛び出し、さらにページがめくれる
カラスアゲハの羽も実は二重になっていて、ひらひらと手で動かすことが出来る
娘史上最も凝った作品となったこちら、僕の中での価値は一億円です。鳥も飛んでるしね
これを今日母に持っていき渡したら非常に喜んでいた。父も「この考えは俺らにはできないな」という感想をもらしてました。そりゃそうだ。若い脳はアイディアで溢れている。
さて家に帰る途中、にわか雨が降ってきたのだけれど、西からは陽がさしていたのですよ。そうして空を見上げると見事な虹が。
実はもう一本外側にもうっすらと現れていた
これほどまでにくっきりとした虹の姿を見るのは始めてかもしれない。丁度家に着いたので娘を呼んで一緒にしばらく眺めていました。もしかしたら他人から見ると、僕はこの瞬間、虹の足元にいたのかもしれない。
吉野弘からの引用でした