スマッシング・パンプキンズは僕の青春期において、かなり聴き込み、また影響を受けたバンドだ。
うわこの記事もう一年前か
そのうわさはなんとなく伝わってきていたのだけれど、とうとうアルバムが出るのね。
相変わらずジャケットはスマパン感アリ
大雑把な情報は出てますね
最近YOUTUBEをみていたらこの動画が公開されていたのです。
シアトルでのライブ
そもそもトータルタイムが3時間超ってすごい。僕が見た初来日の時(川崎のかなり辺鄙な場所にできたホールのこけら落としだった)も3部構成で、一部は色々なタイプの曲、2部はパジャマで登場しアコースティックな曲、そして3部はロックチューンをガンガン飛ばしていたっけ。まだあの頃は日本ではそんなに認知されていなくて、オールスタンディングの会場は超満員というわけではなかった。その後解散ライヴを武道館でやるくらいに人気が出ていたけれど。
このライヴ、オープニングでガーンとくるのかと思いきや、いきなりビリーが一人で登場し「DISARM」を熱唱。これで顔を覆っている女性ファンもいた。よほど感動したのだろう。そしてその後も1STの曲から何曲か演奏。やはり往年のファンに向けた内容のプログラムのようだ。調べてみるとやはり「マシーナ」アルバムまでの中から曲をチョイスしたそうですね。そうだよねー、もし僕が観に行ったとして、「オセアニア」アルバムの曲やられてもうなだれて観るしかない。
それにしてもビリーは年取ったね・・・。かなり腹も出ているし、なんだか修行僧みたいになってる。ルックスの衰えを少しでもごまかそうとしてるのか、変なメイクを施しているし。あと声の出もイマイチ・・・。「MAYONAISE」なんか最後の方きつそう。
ギターのイハは復帰したものの、ベースのダーシーはバンド側とトラブって結局参加せず・・・。そのイハもビリーほどではないにしろ、顔がふっくらした感じ。まああの頃から30年近くも経っているんだから誰だって年をとるよね。そういう僕自身がふとした拍子に鏡に映った自分の顔をみてその老けっぷりに愕然とするときがあるもの。
え!オレ顔が一瞬おじいちゃんにみえた!
とかね。いやだねえ、年を取るっているのは。そうして、いつか、死ぬわけで。
それまでに僕は一体あと何をなし得ることができるのだろうか?
僕の老化、スマパン関係なし。
さてニューアルバムから2曲PVが作られている。どちらも昔の才能溢れていた頃の曲の雰囲気を感じることはできる。
おお!あの頃のスマパン!
まあ曲はかっこいいんだけど、2:55あたりから室内にいたビリーが屋外に出るんですよ。それを見た瞬間、なんだこの顔は?特殊メイクでもしているのか?と思うほどビリーの顔はむくみ、蒼白。そして相変わらずの個性的すぎるファッション。
ロックスターというよりは、どこかの病院から抜け出した不健康なおじさんになってしまったのが少し悲しくて、見るのが辛い。つって自分も彼とそんなに年は変わらないだろうから、そんなに偉そうなことは言えないのですが。
そんな気持ちになっていたらですね、芋づる式に次の動画が出てきたわけですよ。ビリー、「宇宙人をみた!」というトンデモ発言をしている。なんだこれ。
朗読しているのが音声合成ソフトのため、時折変な熟語の読み方になって不快
真偽はともかく、ビリーは
「人間が別の何かにトランスフォームする姿をみた」
とか言ってるんですよ!
僕は
「それはあなたのことでしょ!」
と即座に思ってしまった。だってどう見ても今のビリー、「人間が何か別のものにトランスフォームした何か感」が強すぎ。
まああまりにくだらないし、こちらとしては素敵な音楽さえ作ってくれれば別にどうでもいいんだけどさ。もう一曲、最近公開されたこちらも往年のヒット・チューン「1979」的な雰囲気をたたえた佳曲です。きっと誰もが「1979」みたい、と思うはず。
冒頭の演説おやじがくどい
いい曲に違いない。ただ、こういう見方もできる。結局は過去の曲の焼き直しではないのか・・・
ドラムも、リフもほぼ同じ感じ
同じ人間が作っているのだから別にパクリではないのだけれど、ある意味目新しさはない。でもそれが彼らに求められているものかもしれない。結局ズワンとかオセアニアとか出してもあの頃のファンはあまり見てくれなかったわけで。イハ呼び戻して再結成するのなら、もうハズすことは許されない。となれば原点に回帰するしかない。
どうなんでしょうね、ビルボードで何位くらいになるのだろうか。今、スマパンがロックバンドとして全米1位を取れる時代なのだろうか。
僕自身はちょっと経って中古で買うかも・・・
Shiny And Oh So Bright, Vol. 1 / LP: No Past. No Future. No Sun.
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