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プライムビデオで暇つぶし野郎/ララランド・DUNE・大脱走など

 僕は夏休み期間っていつも映画を見に行かないんですよ。行けないというか、子供が家にいたりそのほかいろいろ忙しい。だからジュラシックパークもミスターインクレディブルもミッションインポッシブルも観てない。結局アマゾンプライムビデオでってことになるのかな・・・。

 そうだ、アマゾンプライムがあるか。

 この巨大資本の優れた映像提供システムによって、その気になればきっと一週間でも二週間でも家に閉じこもって過ごすことができる。そういう生活が許されるとして。

まあ許されないんだけど、暇な時間は基本的にプライムビデオに任せておけばあっという間に過ぎ去っちゃう!そうやって最近過ごした内容を書きます。それこそヒマつぶしに見てってくださいな。

 

まずはようやく観た「LA LA LAND」。

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 巷での高評価も納得の映画。もうすでに4回くらい見てしまった。基本的にベタなラブストーリー。僕は彼らの恋が中盤の「SUMMER」で最高潮に盛り上がったのを観てある程度話の予測はついた。きっとこの後何かのはずみでケンカして、アレコレあって二人の夢は叶い、しかしその先は・・・。

 

 プライムミュージックにはサントラがあって、こちらも聴きまくっています。

 やっぱプライムってすごいな

ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック

ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック

 

 今頃この映画に関して僕がしのごの言っても最早ほとんどの事柄について、様々な人たちに語り尽くされている!冒頭のミュージカルシーンのすごさとか、衣装のカラフルさとその持つ意味とか、最後の8分についてとか、そのほか様々な隠喩について。しかし、そういうこととは別に、僕が気になった音楽の使い方をされたシーンが一つあった!

 それはミアがとあるパーティで(3度目に)セブに偶然会うシーンでのことだ。ジャズを基調としたこの映画だけれども、このシーンはなぜか80Sバリバリのコンセプトなのだ。なにか意味があるのかね?セブが生活費稼ぎに参加しているバンドで演奏しているのは「A-Ha」のあまりにも有名な「テイク・オン・ミー」だ。

             これを見た時のインパクトはすごかったなー

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 そして、衣装もいかにも80Sバンド。ひょっとしてこのパーティのテーマが80Sなのだろうか?僕はアメリカのパーティ文化についての知識が皆無なのでそのへんは解りません。しかし、ミアがリクエストする曲がフロック・オブ・シーガルの「アイ・ラン」であるのでやっぱりそういうことなんじゃないかな。

         当時シーガルヘアというのがごく一部で流行ったとか

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 さて実はこの場面の前後に繰り返しかかっている曲の方が僕にはインパクトがあった。それは僕が大好きだったソフト・セルの「汚れなき愛」だ。

             ポンポン!という冒頭のシンセの安っぽさ!

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 演奏前にBGMとしてこの曲が一瞬流れるのを僕の耳は聴き逃さなかったよ!そして、彼らの恋の火花が散るきっかけとなった「アイ・ラン」演奏後、セブがミアを探すシーンでも再び「汚れなき愛」!何らかの意味を込めたとしか思えん!逆にこもってなかったりして。

 

 最近は様々な方がブログで映画の感想を書いていらっしゃるが、中にはものすごい考察をしている人もたくさんいる。ときにそれ考えすぎなんじゃないのか?とも思えることもあるんだけれど、僕が考えなさすぎですかね。とかいいつつ、ヴィデオドロームのことを延々と書いたりしてる。

 そうそう、ミュージカルの復活ということでこの映画を捉えるとしたら、こちらの以前書いたコニー・ウィリスの「リメイク」との不思議なつながり。

 まさにミュージカルについてのSF。ダンスシーンが要

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 レンタル100円、購入500円と安かったので、購入するか散々悩んだ挙句100円でレンタルした「DUNE」。

 スティングの怪演は見もの。カイル・マクラクランショーン・ヤングが美しい

デューン (字幕版)

デューン (字幕版)

 

        なんと音楽はTOTOだったんだねえ。重厚なセットは今見てもすごい

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 まあレンタルで正解だった。久しぶりに見たけれどやはり今の映像技術からすると、ちと辛い。計画が途中で頓挫したホドロフスキーの映画も見てみたい気がするが(デザインはHRギーガー!)、確か最近リブートの話が出ていたような気がする。

               エル・トポって映画知ってます?

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 このデビッド・リンチ版「DUNE」は僕高校生の時に見たなあ。僕はその頃吹奏楽部に所属していて、同じ学年の友人と、男女問わずかなり仲が良かった。たしか高3の夏休みに6~7人で、ある女の子の家に泊まり(家族公認)に行き、翌日なぜかみんなでこの「DUNE」をレンタルして観たのだ。よくこんなん見たな。全員感想なし。あの頃のみんなはもう50!どうしていることやら。

 

 スタローンとシュワちゃん共演の老境大味アクション大作「大脱走」。

大脱出 (吹替版)

大脱出 (吹替版)

 

 若さは失わているが、それを老練の技とどっしりした二人の体格でカバー。暇つぶしには最適でそんな訳ないっしょ!という場面が多々あるが、それなりに楽しめた。気軽に見られるアクションとしてオススメ。

                  STYXのミスター・ロボットか! 

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このブログで再三推している『犬ケ島』を購入。

 アタリ様、聞こえますか?

犬ヶ島 (吹替版)

犬ヶ島 (吹替版)

 

  2500円だけれど、娘がぜひ見たいというので清水の舞台から飛び降りたつもりで購入(おおげさ)。でも買ってよかった。何度見てもこの映画は発見があるし、作り込みがすごいので飽きない。暇があれば見てしまう。

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 リサーチに基づいてアマゾンはバラエティにも力を入れているが、その中でも話題の「カリギュラ2」。

 この絵すごいな

 火の鳥人間、爆破が凄まじい特攻野郎、そして異色の竹中直人のセルフどっきりは楽しい。アマゾンは他にもこの手の番組として「内村さまぁ~ず」「ブッコミフルスインガー」「伊集院光のばらえてぃー」などをラインナップしてくれているが、おかげさまで退屈しません。なんだかんだ言って「ドキュメンタル」も全部見てしまった。それなりに好き。

 

こうやって様々なものを観て、時間は過ぎ去り、老いて、人は死ぬのか

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