ごうごうと降る雨、鳴り響く雷にびびりながらも一晩を過ごした我々父娘は宿から程近くにある「なかがわ水遊園」という栃木で唯一と言われる水族館に向かう。海無し県の性か、どうしても河川中心の水族館になってしまうのですな。
埼玉のこちらと一緒ですね
HPはこちら。表示形式がなにか変なので、アドレスのみです。
http://tnap.jp/aquarium/aquarium.php
ただ、僕がこちらに期待しているのは淡水魚水族館としての矜持だ。というのも、HPを見る限り、なんとアマゾンの魚コーナーがあり、そこにはあの巨大魚ピラルクが展示されているからだ。僕はこのピラルクという魚に小学生の時よみうりランド水族館で出会って以来、この魚の持つ不思議な魅力に数十年とりつかれているのだ。といっても別にウロコを手に入れたりするわけじゃないけど。
朝一で到着したので空いてはいましたが雲行き怪しく、この時点で雨がパラパラと降り出した。ピラルクの背に乗るか乗らないかで揉めている短パンおじさんと娘
入口にはいきなりこのような割と大きめの水槽展示が有り、期待できる。
あれ、これ最後の水槽だったっけな?でも似たような水槽がありましたよ
まず最初はオーソドックスに川魚の展示コーナーが続く。
地味な魚の展示が多く、やや飽きる
他にもサメとかウニがガンガンいじり回されているタッチプールなどもあったんだけど、その後手を洗うのが必須とあってスルー。何しに来たのだ。まあ、実際に行ってくださいな、楽しいですよ。そうしてこんなコーナーを発見。
さて何のグランプリでしょうか?
正解:アメリカザリガニの大きさ比べグランプリでした。
暫定一位は20センチとでけえ
僕が子供の頃ザリガニは近所の田んぼに結構生息しており、こういう赤くてでっかいやつを「マッカチン」と呼んでいた。神奈川県の方言ですか?
アメリカザリガニって元は養殖用のウシガエルのエサとして河野さんという方がアメリカから100匹くらい輸入して(でも半分以上死んだそうです)それがもとで全国的にあっという間に分布したそうな。アメリカザリガニの生命力と繁殖力が半端ない。
こちら、地方水族館として結構頑張っている感じです。随所にこのような大きさの水槽があって、臨場感溢れた展示を味わうことができる。
平日の午前中だけれども、夏休みとあってそこそこの人出。人気!
さてこの水槽の近くに、僕の琴線に触れる展示が!
ぐおー、写真がボケているけれど、オレはヤツメウナギ
このヤツメウナギ、かつて僕が小学生の時によく読んでいた学研の「魚のひみつ」という科学マンガにおいて、遡上するサケの天敵として登場していたのをよく覚えている。そう、こいつはそのエイリアンのような口でサケに寄生するのだ。
サケの口が「ウギェー」となっている
そしてこのヤツメウナギの口をわざわざこのような模型で、微に入り細に入り見学者に見せつけるのです。
この写真を見た小5の娘は「うわなにこれ」と気色悪がっていた
これ作った人、どういう気持ちで制作したのだろう。仕事と割り切って作ったのか、それともノリノリで作ったのか。ある意味芸術である。
さて、しばらくこのオブジェにも近いヤツメウナギの口腔部の模型を眺めたあと、いよいよアマゾンゾーンに突入します。この感じ、おそらくしながわ水族館が発症だと思ったけど違うっけ?確か群馬の水上にも同じようなトンネルがあった。
この周りでアマゾン魚たちが悠々と生活している
とにかくいちいちデカ目の魚たち。食べるとどうなんですかね?
上を見ても、下を見てもアマゾン!
また明日です。
ピラルク出せよ