まだ、僕なりに紹介し忘れていたサントラがありました。僕、おじさんなので、中途半端に古いものが多いんですけどね。
こないだ書きました
まずロック系?のサントラ。
スコット・ピルグリムに関してはこちらで書いていますが、
一年以上昔に書いてた
なんといってもベックが手がけたガレージパンク数曲が素晴らしい。きちんとヘタなりに出演者が演奏していて、それがさらなるアジとなって不思議な魅力を放っている。監督は「ベイビー・ドライバー」で大ブレイクしたエドガー・ライト。映画はコミックを忠実に再現した形の素晴らしい内容。この映画もっと知られても良いのでは?
その劇中での音楽の使い方からして、エドガーは筋金入りのロックファンだ。ベイビー・ドライバーのオープニングの「ベルボトムス」のなんとかっこいい使い方よ!
パルプ フィクション / 「パルプ・フィクション」オリジナル・サウンドトラック 【CD】 価格:2,123円 |
こちらは言わずと知れた「パルプフィクション」、タランティーノの大傑作。どうでもいい会話を逆手にとって、それを延々聞かせるというスタイルは「レザボア・ドッグス」を更にスケールアップさせた感がある。派手な銃撃戦や爆発もなし。しかし時間軸が入り乱れて複雑に構成されたストーリーが何度見ても飽きないように作られている。とにかくディック・デイルの「ミザルー」がかっこよい。
冒頭の強盗場面からの絶妙なインサートがこの映画は絶対すごい!と思わせてくれる。そのほかのサーフソングも非常にうまく使われている。僕わざわざこのミザルーをバンドでコピーしてやった。
その後、ベッソンの「TAXI」でもこの曲が使われていたが、映画評論家の柳下毅一郎氏に「ミザルーがかかった瞬間この映画の志の低さが感じられる」と酷評されていたのには笑った。それにしてもやはりタランティーノ、音楽の使い方に関しても天才的なヒラメキを持っている。
そうそう、マイ・シャローナを例の地下室の場面(わかる人しかわからないでスイマセン)で使おうとしたらしいけれども使用許可がおりなかったらしいね。僕はこの映画にもかなりハマリ、英語の脚本まで買って映画と読み比べていた。トラボルタ扮するヴィンセントの苗字が「ヴェガ」で映画には出ていないんだけど「スザンヌ・ヴェガと関係あるのか?」みたいなセリフがあったことを知って妙に嬉しかった。他にもミアがかけるアージ・オーヴァーキルを聴いて僕はアージのアルバムを揃えたんだった。
その下の「デス・プルーフ」もタランティーノ作品。こちらはただただ最後にかかるが聞きたくて買っただけであんまり聴いていません。
タラ作品は確か他にも「ジャッキー・ブラウン」とかを持っていたハズなんだけど、どっかに埋もれている・・・。CDジャンキーあるあるです。
ビーバス&ザ・バットヘッドはMTVのお馴染みのキャラで、映画化された時のサントラ。なんでこれ買ったんだろう。中古で買っとくか、くらいの感じだったんだろうけれど。レッチリの曲が一時期フィーチャーされていたけれど、それよりも特筆すべきはプライムスの「Experience-Poetry and Prose」。
VO/Bのレス・サイプールの「ドゥドゥトゥットゥ!」という掛け声とともに始まるこの曲は勢いがあって大好き。とくに後半の盛り上がりがすごい。バンドでやりたいなあ、とも思うのですがあまりにテクニカルで二の足踏んでます。
最後はオーケストラ系のサントラ。右端の「スターシップ・トゥルーパーズ」は生涯の一本。あの勇壮なマーチが聴きたくて買ったものの、それ以外はほぼ聴かない。
ロボコップも似たような曲調
映画は折に触れて見てますけどね。最近でもCG映画が公開されて根強いスターシップ人気があるようです。観なかったけど。そのうちプライムで見られるでしょう。
そして真ん中は「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」。いまでこそ有名なこの映画も、僕が劇場に見に行った当時は誰も話題にしていなかった、というより誰も知らなかった。僕は昔からストップモーションアニメが好きだったことに加え、なんといってもティム・バートンの映画(監督はコララインでお馴染みのヘンリー・セリック)だということで勇んで有楽町でこの映画を観たのだ。あまりに面白くてすぐにサントラを購入。スコアはティムの映画には欠かせないダニー・エルフマン。もともとオインゴ・ボインゴというバンドで活躍していたけど(聴いたことなし)、映画音楽で大成功。劇中のジャックの歌はダニーが歌っています。
さてまた良いサントラがあったら書きます