さてタルカスにぶっ飛ばされた僕はジャパメタ/スラッシュ/ニューウェーブくらいの音楽ジャンルしか聴かないロック若造だった。
今日はこちらの記事の続きです
今思えば、大学に入ってバンドサークルで様々な人たちに出会い、それに伴い知らない音楽を聴いたことがその後の僕の音楽的嗜好に指針を与えてくれたのだろう。
例えばこのELPに始まって、芋づる式にプログレッシブロック~アートロックなどを聴くようになるわけですよ。イエス/キング・クリムゾン/ラッシュ/ピンク・フロイド等の大物を始めとして、アメリカンプログレのカンサスにも結構ハマったっけ。まあプログレロックはあまりに奥が深すぎて有名どころだけですけどね。
プログレッシヴロックといえば今は亡き東京タワーの蝋人形館がすごかった。かなり以前のことですが、結婚前の妻と面白半分に訪れたわけ。
まあ、最初の方はハリウッドスターやマイケルジャクソンなどの有名人がぞろぞろと出てきたんだけど、後半になるとやたらとロックミュージシャンの登場比率が高くなってくる。
ビートルズはまだしも、トニー・アイオミとか普通の人知らないでしょ。リッチー・ブラックモアもいた気がする。そしてなんとメタリカのジェームズ・ヘットフィールドまでいたのにはたまげた。大興奮する僕だったが、妻は引き気味だった。しかしここの真骨頂はそんなもんじゃない、おそらく日本で知っているのは10人くらいじゃないの?というようなジャーマンプログレのバンド(名前すら僕は知らなかった)のメンバーが登場したときにはさすがに僕も困惑するしかなかった。そうそう、キース・エマーソンもいたはずですよ。
閑話休題。
とにかく僕はELPに傾倒しはじめて、当時手に入るアルバムは全部入手しましたよ。
こちらを始めとして
かの有名な『展覧会の絵』
ライブアルバムっていうのがすごい。緊張感が如実に伝わるほどの臨場感
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いきなりの完成度と、「ラッキーマン」が大ヒットした1ST
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そしてかなり評価の低いラヴ・ビーチもね。
初期のカリスマ性ゼロ
さらにはカール・パーマーが都合で参加しなかったので、コージー・パウエルがドラムで加入し、冗談みたいなバンド名になったエマーソン・レイク&パウエル
全く内容を覚えていない。つうか3回くらいしか多分聴いてない
『恐怖の頭脳改革』っていう邦題がすごいこちらのアルバム、LPレコードならではのギミックに溢れ所有欲を満たしてくれる。タイトルがなんかアイアンメイデンみたい。
デザインはエイリアンでお馴染みH.R.ギーガー。ギーガーは確かデボラ・ハリーのアルバムジャケットも手がけてた。
このジャケットは観音扉になっておりまして
ぱかっと開くとこのようにバイオメカニカルな女性が眠っております
「恐怖」とか言ってますが別に怖くないです。一曲目のエルサレムなんか賛美歌みたいだし、「スティル・ターン・ミー・オン」なんかは哀愁漂うポップソングです。
グレッグがアコギ弾いてます
まあ、後半は「悪の教典」とかなってますけどね。アマゾンのプライムでは何故かこの曲から聴けないんですよ。けち。
あと僕の好きなのは『トリロジー』の「ホウダウン」ですね。アルバムの流れが難解かと思いきや(エンドレスエニグマという曲が二つのパートに別れて配されてたりする)、突如ブワーブワーと能天気なシンセの音と共に超絶技巧のフレーズが飛び出し軽やかなプログレロックになるのです。
こちらそのホウダウンのライヴ。アルバムの1・5倍速演奏でトンデモない曲になってる!あとキース・エマーソン、エジプトのファラオですか?
アマゾンプライムの会員の方は結構聴き放題のものありますのでよかったらどうぞ。
さて、ラヴ・ビーチまで揃えた僕は一旦ELP熱が冷める。
ELPもたまに聴く程度になっていた頃、ライターになった後輩がなんと再結成のELP来日コンサートのチケットをくれたのだ!
厚生年金ホールだったかな?見に行きましたよ。
もうその頃はグレッグだいぶ太っちゃって往年のカッコよさが全くなかった。それでもタルカスをライヴで聴いたときは鳥肌がたったし、キースのナイフパフォーマンスも見ることができた。
ナイフをハモンドオルガンに打ち込むタイミングでカールがスタン!とスネアをドンピシャのタイミングで入れるのがとても印象的だったなあ。
最早キースもグレッグもこの世の人ではない・・・。しかし彼らの魂は音楽として今もなお生き続けている。
PV7000超えましたよ!自己宣伝の甲斐あり!