プロペラヘッズは、ベースのアレックスとドラムのウィルで構成されたイギリスのビッグ・ビートユニットだ。大体今から20年くらい前(もうそんななるのか)!に活動していた。
出したアルバムはこの一枚のみ
- アーティスト: プロペラヘッズ,シルリー・バッセイ,ジャングル・ブラザーズ,デ・ラ・ソウル,アレックス・ギフォード
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1998/09/09
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
このプロペラヘッズもそうなんだけど、つい最近のバンドかと思ったら軽く10年、20年前のバンドであったなんてことが多くて、ああ、もうそんなに時間がったってしまったのだなあと己の老化と余命について深く考えさせられることがある。
プロペラヘッズを知ったのは多分タワーレコードの試聴コーナーだったと思う。当時ケミカルブラザースを筆頭に雨後の筍のごとくビッグビートバンドが発生していたけれど、ファットボーイスリムを除いてはどれも似たりよったりで、色々聴いたり買ったりしたものの、どれもが今ひとつ僕の琴線には触れないものばかりだった。
そんな中、煽り文句の「スパイ映画の雰囲気をたたえた~」といった記述に興味をそそられた僕はとりあえず視聴してみた。特にフィーチャーされていた「ヒストリー・リピーティング」がやたらとカッコよくってその場で即購入した。
これは誰が聴いてもいい曲でしょ
彼らのサウンドはなるほどいわゆるドラムビートを強調し、ベースラインがそれを引っぱてゆくビッグビートのフォーマットだったけれども、彼ら独特の個性がにじみ出ていて他のライバルたちとは一線を画していた。
特にこちらの「BANG ON!」はかなり僕好みの曲だった。
こちらはかなりロック色が強く、勢いがある!イイ!
プログラミングで鳴らしていると思いきや、きちんとドラム、ベースを演奏しているところも気に入った。これとは別の、この曲のライヴ映像もどこかで見たことがあるんだけど、さすがにそれはなんというか、ただベースを弾いている人があっちこっちうろつき回っているだけでイマイチステージ栄えのしないパフォーマンスだった。
煽り文句にあったとおり、スパイ映画ちっくなサウンドが詰まっており、後には実際に007の「トゥモロー・ネヴァー・ダイ」でサントラにも関わったようだ。
プロペラヘッズの名前を知らなくても、映画マトリックス(この映画も20年前だけれど)でネオとトリニティがモーフィアスを救出に行く場面、あの有名なビルの一階での銃撃戦で使われていたBGMだといえば聞き覚えのある人もいるでしょう。
曲名もまさにSPYBREAK!
僕は初めてこの映画を見たときにこの場面で「うお、プロペラヘッズがかかってる!カッコいい!」と一人興奮していた。
このアルバムを何度も聴いていた僕、次に出たEPの「CRASH!」の完成度の高さに大変満足したものだ。
これがまたいい曲なんだ!
これがなんと一円で買えます
そしてまた別のつながりで聴いていたソウル・コフィン(このバンドは後日書きます)の「スーパー・ボンボン」のリミックスにもエキサイト!
僕の知らないところで僕の大好きなバンドがコラボしている!この不思議なつながりにどれほどワクワクしたことだろう。
ところがEP「CRASH!」以降、彼らはふっつりと活動を止めてしまう・・・。新作いつ出るかいつ出るかと待っていて今日まで来てしまいました。いったい彼らは今どこで何をしているのだろうか・・・。
特に彼らは関係なし