こういうのが最近あった。
アマゾンがいよいよファッションの分野でも本気を出してきたわけだ。
さてこのイベントの参加ブランドの一つに「ネイバーフッド」がある。ネイバーフッドとはなんぞや。そう思った方はこちらをどうぞ。
黒を基調として、ワーク、ミリタリー、バイクといった男臭く、無骨なマテリアルをモチーフにした人気ブランドだ。もう20年くらい前になるだろう、「裏原宿」なる言葉があった。簡単に言えば、原宿界隈よりも少し離れたところに点在したドメスティックブランドの総称だ。今や世界的規模のアンダーカバーや、現在ではNIGO氏が全く関わっていないA BATHING APEなどがその代表格だ。こちらのアイコンがプリントされた服はご存知の方もいるだろう。
ネイバーフッドも裏原宿という現象を起こしたブランドの一翼を担っていたのだ。
限定商品が発売されれば長蛇の列が出来、どんなに高い値段でも売れる。だから当時は転売目当ての者がたくさん現れ、オークションにおいては信じられないような高値で売られたり、また相当数の偽物が出回っていた。
僕も多少その波に浸かったが、さすがに早朝からショップに並ぶ根性はなかった。オークションで地道に探したり、通販や古着でなんとか購入していたのだ。
そういう現象は今でもあって、最近シュプリームの店で起きた事件をご存知の方もいるだろう。人気ブランドについては需要と供給がなかなか一致しない。
さてこのアマゾンファッション「AT TOKYO」の記事を読んで驚いた。ネイバーフッドのコレクションはなんとアタリティーンエイジライオットのライヴという形で行われたのだ。
かなり前にこちらで書きました。素晴らしいユニット
僕の好きなブランドとバンドの取り合わせ!欲しい!とも一瞬思ったが既にアマゾンでは主だった商品は売り切れ。そしてその商品は軒並み高額。
こちらが「AT TOKYO」ストア。商品のラインナップが見られますが、買えるものは少ない
一応下記のTシャツやパーカは買えます
すでに売り切れてしまってはいるが、これはちょっと欲しいジャケット。
59000円という金額にも関わらず、売り切れ。今時どのような人が買うのだろう。お金が余って仕方がない人?芸能人?それとも服のためだけに死に物狂いでアルバイトをしている学生?とにかく妻子持ちの平均的サラリーマンが簡単に買える商品ではない。写真を眺めて諦めるしかない。というか買っても着ていく場所や見せる相手もいないか。
とはいえ、アンダーカバーもネイバーフッドもカッコイイ服であることは間違いない。そしてそのかっこよさは相当の対価を払わないと手に入れることはできない。いい服というのは高いのです。上を見ればキリがない(安くていい服も世の中にはたくさん存在します)。
もちろん、服がカッコいいのであってそれを着る主体の内面的価値が上がることはないけれども、少なくともそのオーラを纏うことにより、オレはその服を手に入れることができる人物であるというアピールに加え、羨望のまなざしを受けているオレという自意識過剰的満足を得ることができるだろう。
僕も少なからずそういう心理の働きがあって服を買っていることは否めない。いくつになっても着飾りたいよ!服っていいよね!
それで、まあ昔はそれなりに可処分所得があった僕の手持ちのネイバーフッドの服をご紹介します。
大体が黒っていう
まずは手前の防寒ジャケット。こちらは「LUKER BY NEIGHBORHOOD」というラインでたしか海外のCASH CAというニットブランドとのコラボ品。結構いい値段しました。
写真がボヤけてる。ニットの部分がフードで暖かい
ニット部分の模様が素晴らしく個性を主張。ブランド名が入った服はあまり好みではないんだけど、「LUKER」なんてほとんどの人知らないでしょ。ましてや着るのは主に田舎
こちらはレーシングジャケット。別にバイクに乗るわけじゃなし、車もいじるわけじゃなし。せいぜいコペンの天井を開けて近所を爆走が関の山。でもこの服はかなりのお気に入り。かっこいいジャンパー!
ヒステリックグラマーなんかもそうなんだけど、細かいところにロゴやグラフィック、パッチなどが配されているのが僕は好きなんだな。高いだけあって生地はしっかりしてます。
かなり昔に買ったTシャツ。もはや古典的作品の域。20年くらい前じゃないの?
それぞれのグラフィックを拡大しましょう。
タコ、爆走カー、そしてダミアン。皆様、大体僕の好みの傾向はお分かりでしょう。
そうして、こういう服を着て動物園とかに行ってるわけ。
おまけ。その昔オークショマニアだった頃に掴まされたニセモノ。
よく知らずにネイバー×イズリールというコラボモッズパーカどいうことで落札
やけに安く落札(多分5~6千円)できたな、と思ったら生地は変だし、縫製は雑だしのどう考えてもニセモノ。おそらく本物はこの10倍の値段はする。
ジップ部分の縫い代が斜め。いい加減にも程がある
ロゴのプリントもなんかペラペラ
とはいえこれ以外に暖かくて、ちょっとした外出には重宝してた。
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