『ブラック・パンサー』の話で一日飛びました。
サイクリングの途中、車の墓場を発見した我々親子は最終目的地である公園へと立ち漕ぎで向かった。そこで見たものは・・・・
ようやくたどり着いた公園。ここは最近遊具が新しくなったようで、あまり見ない意匠のものがいくつかあった。
こういうの、珍しくない?どこで作ってんの?
ご覧のように、汽車を模した遊具があるので、それに合わせて踏切を作ったのでしょう
天気が良いので小さい子供連れの家族もちらほらいた。そんな中、5歳くらいの男の子と3歳くらいの男の子の兄弟を連れて遊ばせていた家族がいたのだけれど、帰る段になって、お兄ちゃんがぐずり始めた。お父さんは少し苛立った様子で
「もう遊ばないって言っただろ!ほら帰るよ!」
と言うのだがお兄ちゃんは
「いやだ!まだあそびたい!」
と駄々をこねている。
その直後に何かの拍子でお兄ちゃん、ゴン!と頭を何処かにぶつけて号泣!
「うわーん!」
「お父さんの言うこと聞かないからだろ!」
「痛いよ!全部お父さんが悪いんだからな!」
5歳児の無茶苦茶な論理を振りかざす兄をみて3歳の子が
「いたそーかわいそー」
と無邪気にはしゃいでいる。
泣いている男の子はさらに
「お父さんのせいだぞ!大嫌い!あっかんべー!」
と暴言を吐く。
ふとお父さんを見ると複雑な表情で黙っている。そうして何も言わず踵を返し、駐車場へと向かい始めた。それをみたお兄ちゃんは泣きながら後を追っかけていった。
一部始終を見ていた僕と娘、悪いけどクスクス笑ってしまった。
「おとうさん、あの男の子、全部お父さんのせいか言ってたよね。ひどいよね」
「しまいにはあっかんべー、大嫌いだもんね。パパそんなこと言われたことなくてよかったよ。男の子はこうなのかな?」
平和だなあ、日本は、とつくづく感じた。
そうして2人でおにぎりをベンチで食べた。食べ終わり、目の前にあるライドに娘はまたがり「お父さん、これ乗ってみてよ」とリクエストしてきた。
よーし、乗っちゃうぞ!
びよーん
怖い怖い
このライドは大人の体重用に設計されていないのであろう、思いのほかびよーんとなり、スリル満点。しかし写真だと実際乗った時に感じたリスクはあまりよくわかりませんね。まあ、実はこの馬はそんなに怖くはなかった。
次にうさぎのライドにも挑戦。でもこちらもそんない大したことはなし。
恥の多い人生をすごしてきました
問題はこちらの方だった。
先ほどの馬やうさぎよりちと古いタイプ
びよーんびよーんびよーん!怖い怖い怖い怖い!
うわ、あぶなーい!
どしん!
ついに落馬。お気に入りのメタリカのキャップ、砂まみれ。
このライド、バネの伸縮が激しく、90度近く横に曲がった。その後何事もなかったようにすまし顔のこいつ、憎たらしい。ゲラゲラ笑う娘。
「ねー、こんな面白いおじさんいないよー!」
おじさんて。君のお父さんですよ。まあ、アッカンベーよりはいいか。
ところで年甲斐もなくはしゃいだ結果、お尻に付いた砂を払おうとしたらなんだかベタベタしたものが付いてる!なんだこれ!
砂の中にアメかお菓子でもあるのかと思いよく見てみるが何もない。
え!なになに?気持ち悪!このベタベタなに?!
ふと思いついてライドのサドルを見てみると・・・
この写真からはよくわからないかもしれないけれど、ゴムの部分がかなり劣化しており、全面的にベタベタ!
そして、どんなに払ってもベタベタが取れない!なんだこれ!
このライドに乗った人、全員呪われる。
隣の広場では小学生高学年の男の子とその父親がラジコンカーで遊んだり、バトミントンで遊んだりと絵に描いたような、休日の幸福な家庭。それを見て
「ウチと全然違うね」
とニコニコしながら
「あーサイクリング楽しかった!」
と喜ぶ女の子は僕の娘。
帰りにキジを見つけたよ。
人生いろいろ