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トーキング・ヘッズ!トム・トム・クラブ!ディビッド・バーン!

 トーキング・ヘッズを聴いたのは何らかの洋楽番組でやっていた「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」が最初だ。ヴォーカルのディビッド・バーンの顔が家に大写しにされるPVはかなりのインパクトがあった。

                   彼の声はいつ聴いても素敵

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 映画「ストップ・メイキング・センス」はヒットし、コマーシャルでは「ROAD To NOWHERE」が流れており、一般的にも相当な人気があった。 

メンバーが徐々に登場するオープニングがカッコイイ 。監督はジョナサン・デミ

 

          そしてあの有名なアノ曲ですよ

            僕も一緒に合唱したいよ。ヒー!

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 その後も何かにつけてTVで見る機会があったのだけれど高校生の僕はトーキングヘッズのレコードまで買うお金がなかったので、ビデオでシングルカットされた曲を見る程度だった。

                 汗ダラダラ

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彼らの中でも最も好きな曲、レディ・ドント・マインド。この曲PVがあるはずなのに、見つからず。名曲!

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       この頃のPVで見られるのはこれとあとワイルドワイルドライフだけ・・・

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 この「STAY UP LATE」はかわいい赤ちゃんが夜更かししているという何とも言えないほのぼのとした内容を歌っており、なんとそれが絵本にもなっている。

 まだアマゾンで買えるのだ!

Stay up Late (Viking Kestrel picture books)

Stay up Late (Viking Kestrel picture books)

 

 

 またリズム隊のティナ(B)とクリス(Dr)夫妻によるプロジェクト「トム・トム・クラブ」(一応今もやっているようです)が世を席巻し、『おしゃべり魔女』がビルボード1位となるなどあの頃のトーキングヘッズ周辺はかなり盛り上がっていた。

     不思議な雰囲気をたたえたポップ。ものすごく個性的なのに売れた!

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 その「おしゃべり魔女」、ものすごくカッコイイ。最初のカシカシャ、カシャという不規則なタイプライターの音から入るエイトビートが絶妙。歌詞の「ウーワウーワーキキキ!」というのを真似してよく歌っていたっけ。

            NO1 ラップディスコとか書いてあるね

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 僕が実際にトーキング・ヘッズ、ならびにディビッド・バーンを好んで聴くきっかけとなったのは彼らのラスト・アルバムである「NAKED」からだった。

                    有終の美を飾る名アルバム

Naked

Naked

 

  それまでの彼らのアルバムに比べるとかなり大胆な路線変更だが、ブラジリアンミュージックの要素をふんだんに取り入れたこの作品、当時サンバやラテンミュージックに傾倒していた僕の耳にジャストフィット!ボンゴやコンガの音と、ブラスセクション、そしてディビッド・バーンの不安を煽るようなヴォーカル。ここから僕はさかのぼってトーキングヘッズを聴くようになった。実際買ったのはスピーキング・イン・タングスまでで、あとはレンタルだったけど。

          今はプライムミュージックでほとんど聴けます

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      こちらは「NAKED」アルバムの一曲目。ピアノもいい味付けになっている

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 それぞれのアルバムはそれぞれにヒット曲があり、トーキング・ヘッズを知らない方も何曲かは聴いたことがあると思います。

 

 そうそう、この頃僕がたまに聴いていたオルタナバンドに「TERROR VISION」というバンドがいて、なんとそのバンドがトーキングヘッズの初期の名曲「サイコ・キラー」をカヴァーしていて妙に興奮した記憶がある。

0:33あたりから始まります。かっこいいので聴いて!特にサビのギターハーモニクスのセンスがいい

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    こちらは本物。ストップメイキングセンスの一曲目。

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 どうでもいいけれど、テラーヴィジョンというバンド名はテレビから怪物が出てきて人を食いまくるという映画に由来していて、僕はその映画を観たことがあります。そちらはかなりしょうもないです。

        今は亡きエンパイアピクチャーズ制作のトラッシュ・ホラー

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 テラーヴィジョンの1ST、結構いいアルバムです

Formaldehyde ~ Expanded Edition (from UK)

Formaldehyde ~ Expanded Edition (from UK)

 

 

 さてトーキング・ヘッズ解散後、ディビッドはますますラテン音楽に傾倒し、傑作「REI MOMO」を発表する。

こちらも名盤 

Rei Momo

Rei Momo

 

  このアルバム、大好きだった。「NAKED」のラテン路線をさらに推し進め、それでいてディビッドのオリジナルのセンスが加わって一癖も二癖もある内容だ。長尺のアルバムだけれど最後まで飽きずに聴くことができる。

   カリプソとか、サンバとか、タンゴなどキチンとジャンル分けして曲をつくっている

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 僕は一時期ディビッドのアルバムばかり聴いていたっけ。そのブームもいつの間にか去って、ほとんど彼の音楽を聴かなくなっていたんだけど、ST VINCENTを知ったおかげでディビッドと彼女の共演を見ることができた。

                   こんなんみたら感動する

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 ディビッド、大分年はとっているけれど、往年のあの声は健在だし、ヘッズの曲を嬉しそうに一緒に歌っているライヴも非常に楽しい。

 最後は僕の好きな「MISS AMERICA」でお別れしましょう。

                 雰囲気はちょっとビザール

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あれですかね、イラスト起こしたりしてヴィジュアルで攻めるといいんですかね

kakuyomu.jp