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国語できるかな ミッフィーから始める幼児期からの国語力 

 僕は教育産業に従事しています。特に国語という教科に関しては30年近く携わってまいりましたので、ある程度どのように学習すればよいのかというノウハウは多少持っています。ただ、ネットには「国語がどうすればできるか」とか「こうすればセンター試験は取れる」とかすでに大量の情報が出回ってますので、じゃあ僕には何が書けるのだろうと考えてみました。

 

 そこでまずは、国語力(それにしても曖昧な言葉ですね)、言語能力、言語感覚ひいては感受性を養うために子供が小さいうちからできることを書きたいと思います。もちろん万人に当てはまる方法などはもとよりありませんので、僕が仕事上学んだり、子育て上経験したりした中から感じたことを、ご参考までにぐらいの感じなんですけど。

 

※さて唐突ですがすいません、ここからけっこうな娘自慢になりますので、「なんだコイツ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、すいません、ご容赦ください。

 

 僕は現在小4の娘に対してかなり意識的に国語力を伸ばす育て方をしてきました。具体的には小さい頃から本を読み聞かせ、機会あるごとに図書館へ連れて行き、日常的にも正しい日常の言葉遣いを考えさせるということを実践してきたのです。

 

 他にも鳥を飼いたいといえば本を100冊読んだら買ってあげるよと100冊読ませ、漫画を買ってあげるよと言っては「まんがことわざ・慣用句辞典」などをだまして読ませました。

 しめしめ、夢中になって読んでましたよ

小学生のまんがことわざ辞典 改訂版

小学生のまんがことわざ辞典 改訂版

 

 

 テレビはほとんど見せなかった・・・というか僕も妻もあまりテレビ視聴の習慣がないので、自然と見なかったのですが(ETVでやっているピタゴラだの地球ドラマチックだの、そのた自然科学系のものだけは録画していました)結果的には本を読むという習慣が自然とついたのです。

 

 そういう育て方が良いか悪いのかはわかりませんが、現在彼女は中学文法を軽々と理解する能力を会得しています。

 たとえば品詞の分類。いきなり「形容動詞」を文法的に説明してください、といわれてもなかなか難しいと思います。

 

 答えは自立語で活用があり、言い切りが「だ」で終わる単語。となります。

 

 中学受験をするならいざ知らず、基本的には中1の後半でやる内容です。しかし彼女は小学生向けの「まんが言葉のきまり辞典」を熟読した結果、

 非常によくできているシリーズです

小学生のまんが言葉のきまり辞典[文法・品詞・表現] 新装版

小学生のまんが言葉のきまり辞典[文法・品詞・表現] 新装版

 

  ある日「おとうさん、形容動詞の言いっこしようよ!じゃわたしからね。清らかだ!」などと始めたのです。

 

 最初は「まあ、すぐに僕が勝つに決まってるでしょ」とタカをくくっていたら、あにはからんや、次から次へと飛び出す形容動詞。「ゆるやかだ、ゆたかだ、おおらかだ、しずかだ・・・」と下手すれば僕がつまる時もある始末でした。結局勝負がつかないままその場はうやむやになったのですが、その後も彼女は「形容詞」言いっこや「る」で終わる動詞言いっこなどことあるごとに僕に挑み、その都度いい勝負に持ち込まれるのです。

 僕は嬉しいながらも密かに舌を巻き、わが子ながら軽い嫉妬を覚えるという意味不明の感情を抱きました。

 

 はい、すいません娘自慢終わりです。まあ、今こういう状況でも未来がどうなるかは予測がつかないわけで、中学・高校生になったら普通の人になる可能性だってあるわけですよ。高校の古典になると、かなり難しい。

 

 しかし、やはり思うのは、国語力を伸ばすのには(学習全般にも言えることですが)家庭の環境というのが非常に重要なのだということです。

 

 

 では具体的に僕がどういう本を見せて、読ませてきたかをここでご紹介したいと思います。小さいお子さんを持つ方にご参考になれば幸いです。

 

 まずは言わずと知れたディック・ブルーナ博士のミッフィーを中心とした絵本。

        太鼓の音やサルやヒツジの鳴き声のものまねを一生懸命やりました

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 あまりにも有名なこのうさこちゃんは、色使いや優しい絵柄が子供のやわらかい心に素直に染みとおっていくはずです。僕はことあるごとにブックオフやそのほかの古本屋でブルーナの本を見つけては買い求めました。ここにある本は天井裏にまだ保管されていたものです。実際はもっとあったと思いますが、ボロボロのものは捨てたので今あるのはこれだけ。

 

 1~2歳くらいまでは絵のみのものを膝に抱っこして見せていました。そうして言葉が出るようになる頃からひらがな入りのものへとシフト。

              

   そうそう、ミッフィーの他にもボリスなどのキャラクターも親しみました。

 

 さて、突然思いつきで始めた「国語できるかな」、今日はとりあえずここまでです。次回はもっとたくさんの絵本をご紹介します。いずれは僕なりの国語できるかな文法教室もやってみたいと思っています。近いうちにまた「国語できるかな」でお会いしましょう。なるかみでした。

 

 

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