多摩六都科学館ガイド最終回、結構オモローだと思いますので見て見て!
さて、この筐体、何だと思いますか。
未来的なフォルムが絶妙なダサさ加減を醸し出しているその名も「天然ガス研究船クラージュ号」。これに乗って天然ガスについて学ぶことができるという夢のようなマシーン!
なんとスクリーンに映し出される映像に合わせてイスが動いている!超面白そう!タイミングよく誰も並んでいなかったのでワクワクしながら乗り込んだよ。
まずパネルを見ると、こんな注意書きが多少の緊張感を煽っている。
「気持ちが悪くなったら」って、そんなに激しく動くんデスか?
それに呼応して椅子の横にはこのようなスイッチが埋め込まれている。
まんま非常ボタン
覚悟を決めてスタートボタンを押すと、シートベルトを締めているのか一昔前のCGで確認を求めてくる。このCGクオリティを見た瞬間、ある予感が・・・
なんか事故実験に使われるダミー人形みたいなんですけど
すると突然「諸君!これからクラージュ号で天然ガスを学ぶぞ!」などと言いながら登場した博士らしきキャラクターがぶっ飛びすぎ。
ヒゲが泡みたい、と娘と大笑い
ところが出発したクラージュ号とイスのシンクロがイマイチでほとんど臨場感なし。加えてCGのクオリティがプレステ1レベルのため、小4の娘も無言。
ショボイCGを延々見せられ、目が死んでいるなるかみ父娘。どよーん。
それでも時折現れる精一杯のタイムトンネルの表現やヘルメットのバイザー機能を無視したハカセのヒゲにほのぼのとさせられる。
いったい、このCGいつ作られたの
結局天然ガスのなんたるかはほとんど学ぶことなくエンディングを迎える。恐ろしい程の低クオリティにすこしあてられる。
どうじゃ?よくわかったかな? どよーん
しかも、まさかのとどめに出てきたのはこの画面。
いつ?いつ?ねえ、いったいいつ続くの!
この驚きの展開に、「クラージュ号の続きを見せろ!見せろ!上の人を呼べ!」とロボット案内係の前で騒ぐ自制心を失ったお父さん。
「いやー、そんなことを言われてもですねー」、と冷静に対応するメカ社員。
人の目を見て話せ
あんたじゃ埒があかーん!別のロボを呼べ!と騒いだ結果やってきたメカ社員2号。
どうやらこの後踊るとのこと
「えー、まことに遺憾ではございますがー、現在のところクラージュ号の続編は鋭意作成中でありましてェー」と胸のスピーカーからは感情のこもらない謝罪の言葉。
そしてこの直後、目からビームが出て僕は黒焦げにされました
殺人光線で辺り一面火の海となり、お腹もすいてきたのでお昼にすることに。
少し役に立つガイド
この科学館は一応軽食レストランはありますが(あとでご紹介)高い上に、客席数は限られています。ですからお昼は持ち込みをオススメします。僕らは一応それを見越してコンビニでおにぎりを買って食べましたが、他の家族はお弁当などを持参しておりました。
このように食事スペースはあります。でもやはり混んでいるので早めのお昼がよろしいかと。
食事後、アイスクリームのオブジェを見た娘にねだられ、六都カフェに入店。なんと何の変哲もないアイスが400円!
場所代ですかね。西東京なんだけど
こちらのキャラメルなんたらエスプレッソに至っては650円!カフェ・ラ・ミルか!
シナモンスティックがはがれて口の中でクシャクシャに
そのほかカレーなどがありました。食券制ですので最初にお買い求めください。
その後プラネタリウムへと移動。中はこんな感じです。当たり前なんだけど、早めに並んだほうが良い席を取れる。僕らは少し遅れて入ったので、端っこ。
投影前は撮影自由。この丸いヤツが世界有数の機能を誇る投影機「ケイロンⅡ」だそうです。
かなり大きめの天井スクリーンに映し出される星空は確かに綺麗で迫力があるんだけど(一億四千万個の星を投影可能)、肝心のプログラムは子供向けの内容で解説付き。僕、あんまり解説付きは好きじゃないんだよな・・・。できれば次々と星々を大迫力で見せてくれないかな・・・。
この回はオリオン座をはじめとする、冬の星座の紹介と、皆既月食の解説で45分が終了。オリオン座のベテルギウスは「脇の下」、リゲルは「足」という知識を得る。娘は「冬のダイヤモンド」を学んで満足そう。大人には物足りないかもしれない。お台場の日本科学未来館で見た3Dのプラネタリウムのほうが良かった気がする。
その40分後にこんどは大型映像プログラムが上映される。今度は少し早めに並び、上の席をゲット。大型映像は上の席の方が見やすいですよ!
こちらは上の席から見下ろした図。スクリーンの大きさがお分かりでしょうか。ギネス認定だそうです。
今回の内容はこちら
宇宙の膨張を予言した科学者やハッブルなどが次々と登場し、宇宙の起源や謎に迫るやや専門的な内容。でもこちらの映像は大スクリーンの特性を十分に生かしており、下手すれば酔ってしまいそうなくらいの臨場感。ここでスターウォーズを見たいよ!
映像を見たあとは第一展示室「チャレンジの部屋」でムーンウォークマシンに並ぶ。このマシン、各地の科学館で体験済みなんだけど、油圧式のやつは初体験なので15分ほど並び、月面着陸気分を味わうことにする。
娘はムーンウォークマシーン熟練者。六分の一の重力を堪能。
当然月大好きおじさんである僕もムーンウォーク。
実際はそんなに楽しいってほどではありません。一回足ひねったし
よく見ると床にバズ・オルドリン(人類二番目に月着陸した人)らしき足跡が
さんざん遊び倒し、最後にミュージアムショップへ寄って帰ることに。
「ャ」の位置、変えたほうが良くないですか?
この商品に大いに興味をそそられるも、思い直す。
「前を見てるとみせかけて」じゃないよ
「おとうさん、ホントに横が見えるよ」
目の写真がこわいよ。この時は別段娘も欲しくないようなので買わなかったのだけれど、今この写真を見ていると買えばよかったという後悔の念がひしひしと湧き上がる。
こちらの「サウンドチューブ」なる棒は振り回すと「びよーん」とテクノの効果音みたいな音がする。プロディジーかと思った。
かなりくどく注意書きが。よほど口つけられたんだろうな
で、結局娘が購入したのがこちら。土の塊から水晶を削り出すというもの。
家に着いてから、大した準備もなく早速削り始めたため、部屋が砂まみれに
さて、それでは我が家に帰ることにします、テレポーテーションでね!
みなさん、さようならー!