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役に立たない中之条ビエンナーレガイド 2

もう終わってます

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さて食パンマンを食いすぎたあとは、昔酒蔵だった場所での展示を観る。

 

     いきなりエントロピーの高いアートに出会い、困惑する娘。何の表現なのか。

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       奥にはもっと不可解なアートがあってよろしい。

 

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    これはいったい何を象徴しているのだろう。おそらく、何も象徴していないのだろう。

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            「もしもしー?もしもしー?」って、ふざけちゃったし。  

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     2階へ昇るとこちらも様々作品が展示されていた。いくつかご紹介。

 

         アクリルを組み合わせたような綺麗なオブジェ。

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        これは結構面白かった。仏様がなんと氷で作られている。

 

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  他の仏様は溶け始めているのもあって、え?これ毎日やってんの?と驚く。

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そういえば下に冷蔵庫があったが、次から次へと製造しているのだろうか。どちらにせよ、幻想的で面白かった。

 

酒蔵の裏の倉庫へ行く。入口のデザインが面白い。中はガラスの破片を並べた作品。

 

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「お父さん、あの破片一つなくなっても、もう作品じゃなくなるんだよね」

と鋭く芸術の本質に迫るような質問をしてくる娘は僕の小4の頃よりも確実に賢い。

そして

「でも一つぐらい取ってもどうせわからないよね」

と言ってニヤリと笑いながら、芸術のなんたるかの哲学的考察を僕に迫ってくる。

 

       次に商店街の空き店舗を利用した作品を鑑賞する。

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 これは、作者本人を街の人に30秒で描いてもらい、その絵をそのまま拡大し壁紙にしたものだそうです。

 

 何見てんのよ!と突然こちらをギョロリとにらむ口のない紙ねんど

美人。なんか僕でも作れそうではないか。作らないけど。

 

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 店の奥にはこんなスペースがある。入るのに、やや躊躇する娘。たしかにちょっと気味が悪い。これも作者の投影なのか?

 

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      すぐ真似したがるオジさん。片足で立てるのは3秒間だけだ。

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左の元絵が右のように忠実に再現されている。他にもそれぞれ原画があり、面白い試みだと思ったよ。

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となりの店舗は暗幕で入口が塞がれており、それをめくって入ると車の音がウォーン!そして車ドアなどのバーツが雑然と置かれている。

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フラッシュをたいているので明るいけれど、実際は薄暗く、

「お父さん、お化け屋敷みたいだよー」

と子供はビビっていた。

 

  もう一軒隣の建物は女性が二人、町民から借りたものだけで生活するという我慢大会をしていた。借りたものには全てタグがついていて終わったら返すのだそうだ。作品は見当たりませんでした。

 さらにその隣は既に店じまいをした薬局が舞台。

 

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 店の中に設えられたいくつかのスピーカーから町民の日常会話を録音したものがひっきりなしに流れていた。でも、それは特に面白みがあるわけではなかった。むしろ、僕はこちらの方に食いついた。

 

今までいったい何人の子供たちを楽しませてきたのだろうか、このうさちゃんは。

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娘はギリギリ座れた。20円という金額が時代を感じさせる。

 

               もちろん動くわけもない。

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さらに気になったのは、ショーウィンドウに置いてあるリゲインをはじめとするドリンク類の瓶だ。

          全て未開封。これらのドリンク、一体どうなるの?

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  とりあえず町の展示はこれでやめにして、場所を移動することに。続きはまた明日。

 

               田舎町の路地のいい感じのショット。

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