音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

デフトーンズ!  DEFTONES/サタデーナイト/ダイヤモンド・アイ

    1ST~4THまでの時期のデフトーンズの充実は目を見張るものがある。

 

        f:id:otominarukami:20170810163344j:plain

 

 ホワイトポニーでやり尽くしたと思ったら、まだ彼らには伸びしろがあった。さらにギターの音圧は増し、ヘヴィになって、チノが叫びまくるセルフタイトルアルバムが完成した。 

Deftones

Deftones

 

 なんつってもジャケットがクール!でもこれなぜかCDの盤面が2NDと同じだったような・・・。謎。

 でも相変わらずすごいパワー。

 

             www.youtube.com

 

 そして荘厳な雰囲気を持つ「ミネルヴァ」。デフトーンズの曲のタイトルはシンプルでいいね。それでいてセンスがいい。

 

     www.youtube.com

 

  ただ、僕は妙に明るく祝福されたミネルヴァよりは、中盤の内省的なDEATHBROWがお気に入り。

 

     www.youtube.com

 

 このアルバムってなんかキュアーの「ディスインテグレーション」アルバムに近い印象を受ける。僕だけだろうけど。ただ、ニューウェーブの影響を巧みに取り入れつつ彼らならではのラウドロックに仕上げているところが素晴らしい。

 

 そうしてムチャクチャヘヴィな「バトルアックス」。これはすごい。重い。

 

       www.youtube.com

 

 

 この後レアトラック集をはさんで、2006年に5THアルバム「サタデイナイトリスト」を出すんだけど・・・もちろん即買いして内容も良かったんだけど、一曲目のプロモをみてびっくりした!

 

        www.youtube.com

 

            0:30くらいから出てくるチノの顔が!

            太ってる!いわゆる激太り。マライアか!

        一体何がこの時期にあったんだ?ハンバーガーの食いすぎか?

 

 とにかく曲よりもチノのブーデーぶりが衝撃だったこのアルバム。僕はどのデフトーンズのアルバムも大好きだけど、このアルバムに関してだけは印象が薄いんだよね。妙に明るい曲が多いというものあるんだろうけど。

 そうして次のビデオ「MEIN」も太ってる!彦摩呂か!

  

      www.youtube.com

 

 人は見た目じゃないとは言え、クールなロックバンドのフロントマンが彦摩呂ではカッコがつかない。実際この頃のビデオは見るに忍びない。

 

 そうしてこの後彼らにとっての大事件、ベーシストのチ・チェンの交通事故が降りかかる。2013年にCHIは他界する。R.I.P.

 ぶっとい音でデフトーンズの屋台骨を支えてきたCHIの喪失はかなりの痛手だったろう。昏睡状態に陥ったCHIのためにニューメタル仲間が「SONG FOR CHI」を作っている。

 

      www.youtube.com

 ただ、この曲に関してはデフトーンズ自体はあんまり関わっていなかったのか、何かのインタビューでドラムのエイブがドライな反応をしていたような気がする。

  

 デフトーンズはリリース予定だった「EROS」をオクラ入りにし、新たなアルバムの制作に取り掛かる。たまにこの「EROS」のトラックがYOUTUBEに上がっているが、きちんとしたマテリアルで聴きたい!一時期そのアナウンスもあったんだけどどうなってしまったんだろう。

 

 そうして2010にリリースされた「ダイヤモンド・アイズ」は大傑作だった!

 

Diamond Eyes

Diamond Eyes

 

 

 先行シングルの「ROCKET SKATES」がスゲエ!この曲が僕はデフトーンズの中で一番好きかもしれない!チノも少し痩せたぞ。ダイエット頑張ったなー。

 

      www.youtube.com

 彼らにしては珍しい三連系の刻みが超クール。ガーガガガガ!ガーガガガガ!

 サビ最後のチノの「フゥー!」って叫ぶのをよく当時一人で真似していた。

      この曲は爆音で聞いていただきたいです。オルタナの名曲!

 

 どうでもいいけどそういえば昔の特撮ヒーローで「ダイヤモンドアイ」つうのがいたなあ。知っている人はもうホント、おじさんです。

 

ダイヤモンド・アイVOL.1 [DVD]

ダイヤモンド・アイVOL.1 [DVD]

 

 

 なんと脚本が川内康範!(森進一の「おふくろさん」の作詞家。数年前、絶縁騒動で話題になった)悪役が人間に化けているのだが、アイがそれを見破ると「バレタカー!」といって毎回正体を明かしていたのは毎回子供ながらに「これ、ヒーローモノか」と思わせる異様な雰囲気があった。

 

 

昭和の子供の思い出話が元

kakuyomu.jp