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昭和40/50年代ノスタルジィ かえるの卵の観察日記他

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以前、ヘチマの観察日記をこちらの記事で載せた。
otominarukami.hatenablog.com

 

 その後新たな観察日記を発見。表題のとおり、かえるの卵の観察日記です。

 

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きょう、かえるのたまごを、もらった。   すこし、形がちがっている。

 

なんだろう、何か容器にでも入れて育てたのだろうか。小学生の娘はそんなことはしていないので、今はこんなのやらないのだろう。

 

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だんだんおたまじゃくしの形になってきた      きのうと、かわらない

 これ、きっと嬉しかったんだろうね。でもかえるになったら、なったで飼うのは面倒だ。一時期子供がやたらとアマガエルにハマって十数匹も水槽に飼っていたことがあったが、生き餌を確保できないので全部近くの田んぼに捨てた。

 また、別の時には異様にカナヘビに執着し、やっぱり近所を娘と色々探し回ったのだが一瞬その影は見えても、あまりに素早すぎて捕まえるのは不可能だった。その後、友達にもらったと言ってしばらく飼っていた時期がある。餌は僕が近所を探索して小さなバッタを捕まえて確保した。これ、毎日大変だった。でも結局ある朝、玄関で大泣きしているから何かと思ったら「カナヘビ死んじゃったー、あーん!」だって。

 その後も青虫とかいろいろ飼ったのだがその都度しばらくしたら朝玄関で「死んじゃったー」を繰り返していた。

 さて、その後の卵。

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まるくなってしまった。      まわりのしろいものがきえている。

あらら、なんか不穏な空気が漂っている・・・まるくなってしまったって、どういう状態なのだろう。

 

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    ちょっとだけ白いものがあった。      きのうとかわらない

 

        ・・・進歩なし。これはひょっとして・・・

  

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きょうおたまじゃくしのたまごが、しんだ。どうしていんだかわからない。とても、かなしい。ずうっと、かってみたかった。

 

 ヘチマと同じ展開。先生も僕の悲しみを察したのか、「A」をつけてくれている。思わずしんみりしてしまった。生き物を育てるとか、飼うとか大変だね。

 

 さて、またしみったれたので、詩などを。

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    なんともいえないモノを列挙している。やはりUFOは怖かったらしい。

次は僕のワナビー。なりたいものをこれでもかというくらい書いている。

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「あたまがよくなりたい」願望が強すぎる。で、「頭」の漢字すら書けないという。勉強しなさい。次は太陽が50億年後に消えるという情報を得て書いた散文詩

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「人こうたいよう」とか「マンモスでんき」とか「ジャンボクーラー」とか少年の夢に満ち溢れている。大丈夫、それまでには生きていません。

 

 次は、なにやら反省文らしきもの。

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  ぼくはたったりすわったりしました。たからわるいとおもいました。

  大がい

  いくらちゅいしても大がいくんはちゃんとしてくれなかった。

 そういえば、低学年のくらいの時だろうか、廊下にしばらく立たされていた記憶が蘇る。休み時間になっても立たされて、ほかの生徒にジロジロと見られ、少年の柔らかい心はホンの少し傷を負った。

 「大がいくん」は当時僕がなんとなく気に入らなかった友達で、何を思ったか、「決闘しよう」と校舎裏に呼んで、僕が張り倒されるという悲しい想い出がある。多分、その始末書も兼ねているのだろう。

 

少年の日の思い出

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