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お気に入りアート、コミック 2 「スコット・ピルグリム」

 日常を忘れるには何かにハマるという手がある。しかしなかなかハマれる物って見つからない。でも5年くらい前のことだけど見つけたよ!ツタヤでなんとなく借りた「スコットピルグリムと邪悪な元カレ軍団」が無茶苦茶面白かった!その当時、僕の頭の中はスコットピルグリム一色!

 もともとはカナダの人気コミックの映画化作品なのだが設定が無茶苦茶。なんというか、エイトビットのゲーム感覚で漫画も映画も出来ている。

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そうしてすぐに原作のコミックとブルーレイを一気に購入。

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 一冊が分厚い。しかも2000円。アマゾンなら多分中古であります。

 当時、北米の興行が失敗で日本公開も危ぶまれたがなんとか署名運動で公開できたらしい。この映画の監督はエドガーライト。前作「ホットファズ」も傑作なのに署名運動でやっと公開されたという、日本では不遇な扱い。最近は「アントマン」の脚本をやってた。

 実はこの映画、観る以前はそこらへんのショボコメディだと思っていたが、何かが違う。キャラが立っているし、何より音楽がいい。主人公はセックスボブオムつうガレージバンドをやっており、作曲がなんとベック!しかも俳優本人たちが演奏している。むちゃくちゃカッコイイ。このオープニングはワクワクするね。

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であるからしてすぐにサントラも購入。

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ベース対決シーン。ちゃんとリッケンバッカー弾いているんだよねー。

 

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マシュー・パデルの登場シーンとか、ファイトシーンもよくやったなあと思う。

 

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このカタヤナギツインズとの対決シーンは感動もん。なんと双子の曲はコーネリアス

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 後半は連載中に映画が完成したので結末は違っているが、コミックの幸せな映画化の一例だろう。日本の漫画にかなり影響を受けていて、作者も「らんま2分の一」や「サルまん」へのリスペクトを語っていた。どちらかというと、「うる星やつら」みたいな感じに近いと思ったが。コミックはさらにキャラの細かい描写があったり、カナダの若者の日常が垣間見られたりと非常に興味深い。

 

 淡々と

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