40年ほど前の、神奈川県の川崎市で・・・
小学校4年生の時に、僕は近所のちいさな書店で一冊の本を目に留めた。それまで見たこともないくらいにカッコイイデザインの宇宙船がビームを発射している写真が表紙だった。その本の口絵にはさらに小学生の想像をこえた様々なキャラクターとヴィジュアルが展開されていた。その本を買う金がなかった僕は家に帰り、親にねだろうと思って父親に話すと、なんと既に父親はその本を購入していた・・・
その本はいまだに僕の手元にある。
今読み返してみても、到底小学四年生の理解できる内容ではない。
それでも、僕は少しでも映画の雰囲気を味わいたいがために、根性で読みすすめたのだ。いきなり飛び出してくる専門用語や世界観は正直よくわからなかったが、それでもなんとか読了した。ちなみに、まだこの本ではフォースのことをそう呼んでおらず、訳者の野田昌宏氏は「力場」なる訳語を当てておられる。
そうして映画公開と同時にみたSWは少年の一生のある部分を左右するほどの影響を与えた。母親とスーパーに買い物に行く時は3POの真似をして歩き、
「恥ずかしいからやめなさい!」
と怒られた。ジョンウィリアムスのテーマをシングルで購入した。B面はソロたちと出会う酒場で流れていた「酒場のバンド」であった。
中学一年生になって「帝国の逆襲」が公開されると、クラスの男子はほとんどがその熱に浮かされ、ATATスノーウォーカーを方眼紙で自作する強者も現れた。
僕は友人とその姉に連れられて新宿ミラノ座へそれを観に行った。冒頭のスターデストロイヤーからプロボット射出される轟音に圧倒された。ミラノ座はかなり音響がよく、映画により臨場感を与えていた。
当時は座席の入れ替えはなかったので、そのまま連続で2回見た。2回目の途中、ルークがヨーダに修行を受けるシーンでは寝てしまったのを今も覚えている。隣の家に住む友達が二枚組のサントラを購入したのでそれを借り、昼夜となく聴いた。
高校生の時に「ジェダイの帰還」が公開された。良くは覚えていなが、おそらく二度は見たはずだ。
爾来、日本語吹替版、公開20周年版、特別篇と劇場で公開されるたびにお布施を払った。
そうして30を過ぎた頃、エピソード1の公開である。徹夜をして並ぶほどの熱狂はないものの、やはり何度か見たと思う。EP2もP3も同様に。
そして経済力をつけた僕は、EP2の頃から爆発的にフィギィアを買い集めるようになり、トータルでおそらく30万円以上は使っただろう。以下がその成果の一部。
上記の貴重なバイカースカウトは朝一でトイザらスに並んでようやく一体だけ購入!でも箱から出して飾っている・・・
コレクターとしてはあまり褒められるものではない陳列の仕方だね。
でもまだあるんですよう。続きはまたあとで。