音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

少しは知っているということで感じる違和感と「ピラミッドの謎」というレトロゲー

 例えばあるバンドがいて、あまり知られていないそのバンドを初期の頃からずうっと応援するファンがいたとする。そのうちにそのバンドは人気が出てきてついにはメジャーとなる。その時昔からのファンの心理とすれば新たにファンになった人たちを「ニワカめ」と思うだろう。バンドからみれば同じファンなのだから同列だろうが、この私のほうが先に知っていた、応援していた、だから私は偉い、という心理は人として避けられない。昔を知らないくせに、とか、自分の方が思い入れがあるからという心情は誰しもあるだろう。

 

なんで突然こんなことを言うかっていうと、YOUTUBEって、一度見た動画そのものとか、関連しているものが出てくるじゃない。僕も一時期、タイの訳のわからないバラエティを見ていたら、それに関連したタイ語の動画や韓国、果てはどこの国かも定かではないアジアの動画ばかりが表示されその都度×を押すということがあった。

それで、最近キンドルYOUTUBEを見ると必ず星野源が出てくるわけですよ。ああ、また妻が見てたんだな。ウチではお互い音楽の好みが全然違うので別にそれについて言うことはないが、当然星野源サケロックというバンドをやっていてあの在日ファンクのハマケンがそこでトロンボーンをやっていたなんて知らないで見てるんだろうな、とは思うわけです。流行りってそんなもんだから、世間の人もそうだろう。

 


SAKEROCK / 会社員と今の私 MusicVideo

3年くらい前にこのビデオ見て笑ってた。人が車に轢かれるところのくだり、昔の竹中直人のコントみたい。

それにしたって、普通サケロックなんて一ミリも知らないじゃん、きっと。でも娘のクラスメイトは恋ダンスを歌って踊っていて、当然娘はそれを見て原曲も知らずにその歌を歌ったりする。はやりの音楽を否定する訳じゃないし、いいものはいいし、価値観の違いは尊重するべきだ。でもやっぱり、デモー、ナンカー、多少はモヤモヤするのです。

ちなみに昨日は風呂上がりに子供がオザケンを歌っていたので(当然妻が聴いていたのを覚えた)、「オザケンは昔、コーネリアスフリッパーズ・ギターをやっていたんだよ。コーネリアス小山田圭吾と言って、最初の頃はロックぽくって、スタイル・カウンシルそのまんまの曲をやったりもしてたんだよ」


Cornelius 「What You Want」

と啓蒙しながらキンドルコーネリアスを聴かせていると「明日早いんだから早く寝かせて!」と怒られた。すいません。

 

そうそう、思い出した。娘がまだ4歳くらいの時に、一緒に布団に入って寝かしつけていたら突然子供が「クボタ・・・」と言い出して僕は爆笑してしまった。どうやら妻が「あれー久保田(利伸)のCDどこやったっけー」とか「久保田の新しいCD買う」とか言っていたのを聞いていたらしい。それで急にそれを思い出して思わず「クボタ・・・」が出たのだろう。あんまり面白かったので僕がずっと笑っていると、それが嬉しいのか娘はまた「くぼた・・・」を発語。しかも僕が笑っているので同時に娘も笑いながらクボタ!を連発。そんな楽しいひと時が続き、何回目かの「クボタ・・・」の時だった。寝ながら笑っていたからか「クボ・・・ごほげへがはっ」と娘は突然むせ始め、そのまま「おえー!」とゲーしてしまった。パパと娘の楽しいひと時台無し!僕は「うわー」と言いながら飛び起きてバスタオルやらウェットティッシュやらを持ち出して後始末。大変だった。

 

子供というのはとにかく面白い。この間、何がきっかけだったかは忘れたけれど、娘と話していると僕が高校生の時やっていたゲームの話になった。30年ほど前、我が家には何とシャープのX1というコンピュータがあった。これは当時で20万ほどした代物で、別段それほど裕福であったと思えないウチではあったが何故か父親が買ってくれたのだ。

ただ根っからの文系である僕がプログラミングなどできるはずもない。高価なコンピュータもただのゲーム機として使用されるのみだった。その頃のゲームはカセットテープにプログラムが入っていて、それをロードすると初めてプレイできたのだった。

ソフトはかなり売られていたのだが、僕が一番最初に買ったソフトはその名も「ピラミッドの謎」。ほとんど誰も知らないこのレトロゲームYOUTUBEにプレイ動画がアップされている。ネット万能時代!

 


ピラミッドの謎 SHARP X1 アドベンチャーゲーム レトロ AVG ADV

どうです、このオープニング画面とテーマソング。めちゃくちゃワクワクする。

ピローピローピローピローリー

ピロリロリー・・・

なんとエキゾチックなテーマ曲。紫の夜空にピラミッドのシルエットとお月様。ショボいグラフィックだが当時は画期的なものに見えたのだ。そしてこれこそ僕が人生初めてプレイしたアドヴェンチャーゲームだ。

この動画を発見したとき、僕は懐かしさのあまり何度も見てしまった。再生回数は1000回程度だが、そのうちの10回は僕でカウントできるだろう。ただ、見栄えがいいのはここまでで、実際のプレイは怒りのデスロードだった。

当時のアドベンチャーはコマンド入力式が主流で、とにかくゲームを進めるのが大変。例えば前へ進むには「GO」と入力し、上なら「UP」、松明をとる、に至っては「TAKE TORCH」である。TORCHなんて単語、知らないでしょ。しかも粗いグラフィックなので松明かどうかの判別に当時、半年くらいかかった!ホント、よく途中で投げ出さなかったよ、僕。やっぱり高いお金を払ったんだから意地でもクリアしてやると思ったんだろうな。ゲーム動画見ると6分くらいで終わってる・・・。

マップも同じような画面が現れるので何度も同じところをぐるぐるぐるぐる・・・あんまりの内容に頭に来て「BAKA」と入力すると「BAKA デハ アリマセン」みたいな返しが出てきて笑ってしまった。別のゲームだったかもしれないけど、当時作る側も想定してたんだろうなー、ユーザーの癇癪を。「なんだよーモー!」などと文句を言いながら半年かかってクリアしたのもいい思い出だ。

さて、数十年を経て、このテーマソングを僕の娘が聴いている。しかも、どうやらこのメロディーが気に入ったらしく、部屋の向こうから「ぴろりろりー」などと鼻歌で歌っているのが聞こえてきて笑わされる。さらには、娘は毎朝ピアノの練習をしているのだがいつ覚えたのかピアノでトンタタトンンタ、という伴奏込みで「ピロリロリー」と弾いているのが聴こえてきて僕は布団の中で朝の7時から爆笑。

そして極めつけは「パパー、これなーんだ」と言いながらリコーダーでピロリロリー!今日本でこの曲にハマっているのはウチの娘ただひとりだと断言できる。

 

さて、あさってで完結。

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地方都市における「大人の休日」

驚いた。

何が驚いたかって、まあ、勝手に自分で驚いているのですが。

つまりこうだ。昨日妻の友人が来るというのでその時間僕は家を出ることになった。ちなみに平日の休み、僕は普段何をしているかというと、何もしていないのだ!本当の昭和の漫画に出てくるお父さんみたいに生活に疲れて家でゴロゴロするだけなのだ。まあ、実際にはコタツでぬくぬくしながらテレビでモヤさまとかを見ているんだけど。そうやってじわじわと一日が過ぎ、すべての細胞を老朽化させてゆく。

僕は余程のことがない限り最近は外出しない。お金もないしね。前日からあれこれとどうやって時間を潰すか考えた。一番手っ取り早いのは映画なのだが、ちょうど今見たい作品が上映されていない。ネットカフェ?いやあ、それもどうかなあ。ショッピングモールに行ったところで買うものなどない。ドライブとも考えたがあいにく雨だ。まあ、コペンコンバーチブルにしたところで花粉がすごい。アウトレットモール等、小一時間で行ける場所はいくつかあるのだが、服は大量に持っている。新しい服を買ったところでいつ着るというのだ!

地方都市なので娯楽が少ないのだ。結局何も思いつかないまま、あてもなく車を走らせ着いた先はブックオフ・・・。なんか僕20年くらい前の独身時代の休日の過ごし方と同じことしてる。しかし一軒目は特にめぼしい物もなく、さらには、こんな時間にここをうろついているという己の境遇に疑問を持ちはじめ、どうしようもなく遣る瀬が無くなる。小説200円コーナーでふと、山内マリコの『ここは退屈迎えにきて』が目に留まる。

ここは退屈迎えに来て (幻冬舎文庫) | 山内 マリコ |本 | 通販 | Amazon

 

この小説が以前話題になったとき、気になって僕は本屋で立ち読みをした。一度上京をした30歳の女性があまりに退屈な地方都市の生活にあえいでいる。テーマがいかにも現代的なのと、シチュエーションとしては男性である僕にも刺さったので読んでみたのだ。ただ、結末は僕の思いとは別の方向で終わっていたのでその時は買わなかった。200円だしどうしようかな、と思ったがなんだかトイレに行きたくなり、しかしそのブックオフにはトイレがなかったので結局買わずに店を出た。もう一軒ブックオフあるからそこで買おうと決め、途中ドンキホーテでトイレに寄る。山内マリコの小説さながら、店にはマイルドヤンキーと外人しかいない。店の空気に滅入ってしまいそうなのですぐに脱出し、次に道すがらユニクロに寄る。何も買わない。ただの時間つぶし。まさにここは退屈迎えに来て!

結局もう一件のブックオフ万城目学の『偉大なる、しゅららぼん』を200円で買い、二三ヶ月前のビギンや2NDといったファッション雑誌をこれも暇つぶしのために100円で購入。山内マリコは売っていなかった。

 

で、結局、何に驚いたのかといえば、あまりに自分の貧相な時間の潰し方に驚いたのだった。スターバックスで本でも読めばよかったのか。またはパソコンを持ち込んで小説を書けばよかったかもしれない。今度はもう少し生産的なことに時間を費やそうか。彫刻掘るとか。

とかいいながら、帰ってきてアマゾンプライムビデオを観る僕。これが一番楽ゥ!ちなみに最近見た作品は「ヒックとドラゴン」(拾い物だった。まあ、展開がやや強引だったけど)「月に囚われた男」(デビッドボウイの息子の監督作。低予算とは言えかなり渋めのSF。いくつかつじつまの合わないところも感じられたが概ね楽しんだ)「ワイルドなスピード!AHO MISSION」(邦題が最高。中身はよくあるアメリカのパロディ映画。ギャグがくだらない)など。他にもつまみ食いのように見ているのだが、とにかくワンクリックで色々な作品が見られるのでいつまでも見ちゃうよ!そんな中、最近ハマりかけているのがこちら。「TOP GEAR」

 

www.youtube.com

最近配信されはじめたのだがイギリスではかなりの人気番組らしい。3人のエンスーオヤジがあらゆる車(時には船や自転車)を使って走り、旅し、ぶっ壊す。三人とも歯に衣着せぬ物言いなので見ていて面白い。なんだか「水曜どうでしょう」みたいなノリもあってついつい、いつまでも見てしまう。車好きでなくとも面白い。ちなみにワーストカーナンバーワンは日本のある車でした。

 

「大人の休日」なんて聞こえはいいが、先立つものがなければ、実際はこんなもんだ。

 

今週、完結します

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スタイル変わりすぎィ!スーサイドサイレンス!

ipadは高くて買わなかったけど、その代わりにキンドルを3年くらい前に買った。僕はごろ寝で見られるこの端末をいたく気に入っている。入手困難な昔の本や古典も無料で読める。あらゆることがほとんど可能なこの精密機械は僕だけでなく、妻はネット、娘はマインクラフトで、というように家族になくてはならないものになっている。

 

さて、教育と称して子供に曲(主にメタル)を聴かせるとき、最も手っ取り早いのはYOUTUBEである。この間は、お父さんが中学生の時に聴いていた曲を聴かせてくれ、というのでスタイルカウンシルやスティングのソロ、ジャーニーやスティクスを見せてやった。小学3年生なのだが僕の英才教育のおかげでスタイルカウンシルはおしゃれでキャッチーなバンド、ジャーニーは曲はいいけど、どこか垢抜けないバンド、のようにきちんとそれぞれの特徴を理解している。

スタイルカウンシルのセンスの良い「スピークライクアチャイルド」のPV


The Style Council - Speak Like A Child

の後に、ジャーニーの「セパレイトウェイズ」


Journey - Separate Ways (Worlds Apart)

のビデオを見せたら、一言「うわーなんか全然違うね!」

KEYのジョナサン・ケインがなぜか壁に張り付いているシンセを弾いている場面(1:27くらい)やエアキーボードをしているのを二人して笑った。また、モデルの女性を両側からメンバーがはさんで歌う場面は「この人うるさくないのかな?」などと指摘。

今見返しても、当時感じたダサさは健在!ジャーニー当時金あっただろうに、撮影場所が港はないでしょ。「パパはこれを昔、『壁キーボード』って言ってたんだよ」と、どうでも良い情報を伝える。でもどちらも良い曲に違いはないので気に入ったようだった。

 

そうやってひとしきり80Sのビデオを見ていたら「日本人は聴かなかったの?」と言うので当時流行っていた好きだった横浜銀蝿の曲を観せてやった。


HD 横浜銀蠅 羯徒毘璐薫狼琉/KATTOBI ROCK'N ROLL

 

真夏の夜にバリバリ!

というフレーズをいたく気に入った娘はその後思い出したよう突然「バリバリ!」とか言い出して僕を笑わせる。ちなみにこれを見た僕は当時、なんてハードな曲なんだ!とビビっていたもんだ。今でもソロの後の、しつこいまでのワンフレーズリフの繰り返しはカッコイイな。

娘も小4になるので色々な機微を理解し始めたのか、こんなふうに結構鋭いギャグとか飛ばしてくる。また、「ママいつも学校であったこと聞いてくるからめんどくさいんだよー」などと母親が聞いたら鬼の形相になりかねないようなことを僕だけに言ってくる。そんなこと言う一方で妻に向かって「ママ大好き!」などと言っているのを見ると、早くも娘、したたかに生きてんなーという感想を持つ。

 

さて、いつものようにYOUTUBEを観て人生の残り時間を消費していたらスーサイドサイレンスの新曲がアップされていた。知らない間に新譜出てた!不覚!

軽くスーサイドサイレンスについて触れておくと、アメリカのデスコアバンドで、以前からチョイチョイこのブログでは触れていますね。彼らは数あるデスコアバンドの中でも実力・人気ともにナンバーワンだろう。

もともとこのバンドは曲が素晴らしい上にミッチ・ラッカーという稀有な存在のヴォーカリストがいたからこそ成功した。彼らの曲の中で一番好きなウェイクアップ。ライヴバージョン。ウェイクアップ!ウェイクアップ!と絶叫し連呼する歌詞が尋常じゃなくクール!


Suicide Silence - Wake Up (INSD 2011 - Backstage Munich)

1:37あたりに一瞬映るキッズを見ると僕はいつも「こいつ普段苛められてて、この瞬間だけが喜びなんだろうなあー」などと勝手に想像してしまう。

とにかくヴォーカルのミッチ・ラッカーのカリスマがすげえ。何がすごいかって、ミッチ・ラッカーストンプと言われるこの長いリーチから繰り出される鷲の羽ばたきがごときアクション。


The Lucker Stomp

一時期僕はこのストンプのかっこよさにシビれ、去年の夏あたりは

娘とミッチラッカーごっこをよくしていた。こんなふうに。

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ウェイクアップ!ウェイクアップ!

娘は単独でもウェイクアップ!ウェイクアップ!

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男の子みたいだけど、娘です。この頃ショートカットなのでよく男の子と間違えられていた。帽子は例の親父自作のスレイヤー。Tシャツもいいでしょ。他にメタリカとかニルヴァーナとか色々持っているよ。

この頃、このミッチラッカーストンプで娘に「行ってきます!行ってきます!」と言って会社に行こうとしたら、彼女はすかさず「いってらっしゃい!いってらっしゃい!」とストンプ返しで大爆笑。

残念ながらミッチは2012年にバイク事故で他界している。ミッチの死後、デスコア界の有志が集まって追悼ライヴを行い、それがライヴDVD化されている。代わる代わるいろんなバンドのヴォーカルが出てきてスーサイドサイレンスの曲を歌う。最後にはなんとラムオブゴッドのランディが登場!


SUICIDE SILENCE - You Only Live Once (Ft. Randy Blythe - Lamb Of God)

まあ、こう書いてもラムオブゴッドやランディを知らない人にはなんのことかよくわからないだろうけど、とにかくすごいことなんです。

リヴ!ライフ!ハード!

このように激しく生きろ!と歌った最後にミッチの写真が出てくるのだが、それが彼の娘との2ショットなのだ。

僕は自分の娘にミッチには君と同い年くらいの女の子がいたんだよ、と事前情報を仕込んでおいたら、娘その写真をみて号泣!感情移入能力高すぎ。僕はオロオロしてしまい、ただ娘を抱いて頭を撫でるだけだった。

 

なんだかしみったれてしまったが、その後、スーサイドサイレンスには元オールシャルペリッシュという日本ではほとんど誰も知らないであろうバンドのヴォーカルのエディが加入、活動再開。エディもカリスマの点ではどうしてもミッチに引けをとるが、その強力なスクリームでファンを唸らせた。


Suicide Silence - Summerblast 2015 (Official HD Live Video)

どうすりゃこんな声出せるんだ。僕もたまに車の中でデスヴォイスに挑戦してみることがあるのだが、すぐに咳き込んで喉を痛めてしまう。ちなみに半年くらい前にNHKデスメタルを歌う女子高生が出てきた番組があり、彼女が歌ったのがなんとスーサイドサイレンスだった。

 

とまあ、このようにミッチが亡くなったあともスーサイドサイレンスはゴリゴリのデスコアをやっていたのだ。ところが、ニューアルバムの第一弾PVが出たらまるっきり雰囲気が違う・・・


SUICIDE SILENCE - "Doris" (OFFICIAL 360° VIDEO)

なんかKORNみたいになってる・・・どびっくり!そもそもプロテューサーがロス・ロビンソン(KORNやSLIPKNOTOを手がけた人)という時点でなるほどねえ。

この曲、ファンの拒絶反応がすごくて、DISLIKEがなんと3万!さらに第二弾PVに至っては・・・


SUICIDE SILENCE - "Dying in a Red Room" (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

ほとんどディストーションサウンドなし!こちらはなんかデフトーンズがやっててもおかしくない感じだ。

まあ、もともとデフトーンズのエンジンNO9とかカヴァーしていた彼らだから、いわゆるニューメタルが好きなのは解る。でもいきなり変わりすぎでしょ!

勇気ある選択だ。彼らはやりたいことをやり通したのだろう。僕は嫌いじゃない。ブリングミーザホライズンだってデスコアやめてビッグになったし、ホワイトチャペルもなんだか違う方向の曲を作ってるし。いいものはいいはずだ。だからCD注文したよ、海外のアマゾンで。あと二週間くらいしたらフルアルバム聴けるだろう。意外と気にいるんじゃないかという気もする。

 

そうそう、このひとつ前の記事がえらいアクセス増えてたけどどうしてだろう?グーグルで何かがヒットしたのだろう。スーパーセール?うなぎ?まあ、「人間大統領」かな、やっぱり。

 

あとこちら、いよいよあと数回で完結予定。やった!フォロワー30人いった!

週間ランキング最高5位でした。今日は130位だった・・・しくしく。

みんな読んでね。

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スーパーセールでうなぎとメタル系キャップ、電気の人間大統領

 先日、楽天スーパーセールが終わった。

ポイントスロットをやり、あたりが出てよおーし!と思ったら30ポイントかよ!みたいなことを毎回やっていた。ヒーローを呼べ!とかいう毎回ムダにクリックをさせられるゲームも頑張って300回押した。いい加減飽きた。

まあそれはそれとして、僕は親孝行にうなぎでも買って食わせてやろうと思い、楽天をうなぎ検索したところ、6千円のうなぎセットが3千円になるではないか。タイムセールで3月7日(火)の朝9時販売となっている。僕はたまたまその時間に家にいる予定だったのでうなぎをお気に入りに追加してその日を心待ちにしていた。そうして当日、8時50分という朝っぱらからパソコンの電源を入れ、9時を今や遅しと待っていた。まあ、100個用意してあるから余裕だろうが、念のため販売開始と同時に買ってやろうと目論んでいたのだ。そして、9時。僕はおもむろにマウスを操作し、買い物かごに入れた。そして直後に出てきたのは

「申し訳ございません、売り切れました」

の字だった。思わず「は!?」という声が出てしまった。人間びっくりするとこんな声が出るものなんだなあ。

 舐めてたね、すーぱーせーる。

そんなにみんな3千円得したいのか。とか言いつつ、僕もそうなんですけど。仕方がないので2千円のうなぎを2尾頼んだよ。

 

僕はストレスが溜まるとそのはけ口を買い物に求めてしまうのだが、その対価を払う原資はあまり無いので必然的に安くて良いものを見つける能力が研ぎ澄まされた。まあ、みんなやっていることだろうけど、いくつかのサイトを比較し、最も安いものを買うという手だ。そのほか、自分で組み合わせを工夫してオリジナルなものを作り上げるということもする。

例えば小学生の娘がキャップが欲しいというので「よーしパパがカッコイイの見つけるからね」と意気込む。ベストはスーサイダルテンデンシーズのキャップである。

 

 

でもオフィシャルは高いので買えない。まあ、買えるけど、そこまでかけなくてもいいかな、という感じなので、そんなときは自作します。

まずはベースとなるキャップを楽天で300円で発見直ちに購入。ただ、それだけでは終わらせませんよ。次に「ロック・ワッペン」「バンド・ワッペン」などと検索し、アマゾン、楽天そのほかで探す。一番安いメール便のものを選び、購入。届いたらアイロンを当て、小3の娘のためにメタル帽子を作る40代のおやじ。そうしてできた帽子がこちら。

 

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娘は喜んで代わる代わる毎日これらをかぶって学校に通っています。どちらかというとスレイヤーの方がお気に入りとのことだ。

 

きのうYOUTUBEを見ていたらおすすめにこれが出てきた。

     
電気グルーヴ 『人間大統領(Video Edit)』

 久々の天久聖一監督のバカ系ビデオ。あ!二丁拳銃の小堀氏出演!いい味出てる。

「なんかどっかで見たような芸人」をキャスティングするセンスも素晴らしい。曲も文句なし。ベースはケンケンだって。納得。アルバム買おうかな・・・。なんだかんだで電気グルーヴはだいぶ昔から聴いてます。彼らを初めて見たのはテレビのライヴだったかな。「マイアミ天国」をやっていて「ヘビメタよりも音でけえ!」という叫びに、こいつらすげえな、と思ったのが最初。卓球とまりんのソロもほとんど持ってるし、瀧のベートーヴェンのライヴDVDも買ったなあ。プレステで発売された「グルーヴ地獄V」はかなりやりこんだ。ちなみに電気のアルバムで一番好きなのは「オレンジ」。なんか本人たちにも世間的にも評価芳しくないようだけど僕は今でも良く聴く。「誰だ!」なんて子供が鉄板で笑うしね。

アマゾン1円CDハンターがゆく 11 リンキンパーク 「リヴィングシングス」

アマゾン1円CDハンター基本ルール

1 基本的に1円のモノを買う。

2 できれば聴いたことのないアーティストを選ぶ。

3 やみくもには買わずに星4つ以上で、軽く試聴をする。

4 ジャンルはなるべく不問。

5 3日に一枚くらいのペース、月に最低10枚は買う。

 

先日古着屋で買い物をしていたら、僕が知らない日本人の女性シンガーの曲が流れてきた。曰く「私は仕事も恋も手を抜かない~恋も仕事もパーフェクト!」だって。(大体こんな感じ。うろ覚え)。率直な感想を言わせてもらえば、なんじゃそれ!あやうく吹き出してしまいそうになった。

働く若い女性のハートをつかむ歌詞なのだろう。等身大の気持ち、みたいな感じで。きっと僕の知らないところでこの手の曲は量産され、それを享受する人々がいるのだろう。現実の多層性を垣間見た瞬間だ。

他人の価値観に対して僕がとやかく言う筋合いはないし、僕の大好きなメタリカデスメタルなどはこの種の曲を聴く人からすれば「ヘビメタ」とくくられ、嫌悪の対象だろう。

それにしても歌詞に「仕事」ってダサくないか。あと、「人生」って言葉も曲の中に登場すると途端に冷める。英語なら「ライフ」となり、カッコもつくが「じんせい」って。この言葉の向こうに変な重みを感じてしまうからかな。こういうふうに思うの、僕だけなのだろうか。ただ、筋肉少女帯の「戦え!何を?人生を!」くらい突き抜けていればそれもアリだろう。

また、昔から思っていたんだけど、歌詞の中で女性の男性に対する呼称が「きみ」になったのはいつ頃からなのだろう。僕は宇多田ヒカル以降だと思うんだけど。最近そんなに女性シンガーの曲で「あなた」って言わないんじゃないの。これは相対的に女性の地位が向上して「あなた」→「きみ」という変化に結びついたのではないだろうか。僕は女の人の歌詞はやっぱり「あなた」がいいと感じるので、やくしまるえつこが「あーなーたー」とか歌っているとなんとなく嬉しくなる。まあ、相対性理論の曲にも「きみ」はありますけど。

 

リンキンパークのCDのはなし。

 

Living Things

Living Things

 

 

アルバム、「リヴィングシングス」

僕はネットショッピングをよくするので、そのBGMとしてアマゾンプライムで楽曲を選択するのだが、この間メタル系のジャンルをあさっていたところ、リンキンパークのページが出てきた。リンキンパークは全部CD持っているものだと思っていたら、このアルバムだけ抜けていたのだ。試聴すると良さそうだったので検索すると1円から売っているではないか。そこですぐに購入。

いいんだけど、やっぱり2NDの「メテオラ」には及ばない(個人の感想です)。もう8年くらい前かな、メテオラがあまりに素晴らしかったので僕は3RDはいったいどうなってしまうのだろう?と思い、かなりの期待をもって3RDアルバムの1STシングル「ワットアイヴダーン」を聴いたのだが、多くのファンと同じようにあれ・・・?思ったのと違う・・・という印象だった。メテオラが良すぎてジェイZとのコラボDVDやリミックスのリ・アニメーションも買った僕はあのサウンドがさらに進化して、今までにない音楽を聞かせてくれるだろう、と予想していたのだ。

結局それ以来、リンキンをあまりチェックすることはなくなっていった。ツタヤで5枚1000円のCDを借り、枚数合わせで6THアルバムの「ハンティングパーティ」を聴いたときも、ううん・・・どうでしょう、という印象だった。やはりメテオラの曲群のような切れ味の鋭いリフでひっぱっていく曲がないからなのだろう。思わぬタイミングでスネアと同時に「タタタタ!」とギターが入るアレンジなどすごい好きだったんだけどな。これも個人の感想なのだが、リンキンはギタリストの存在感薄いよね。僕は名前も知らない。このころ出てきたバンドで言えばコーンのマンキーとヘッドとか、リンプのウェスとか、デフトーンズのステファンとか、個性的なギタリストが多い。

とはいえリンキンパークがいなかったら今日のブリングミーホライズンもないだろう。

リンキンパーク フェイント


Faint (Official Video) - Linkin Park

これを聞いたあと、BMTHの「スローン」を聞くとリンキンの新曲と言われてもきっと気づかなかったかもしれない。


Bring Me The Horizon - Throne

海外だとBMTH結構アンチがいるみたいだけど、僕は大好き。

これとか


Bring Me The Horizon - True Friends (Official Lyric Video)

この曲は娘がかなり気に入ってサビの部分を僕と車の中で大合唱した時期があった。

アウダホーマブレースイファイワーズユー!

 

でも1円で買って損はありません。

 

あとはいつものです。今日は8位に後退していました。しくしく。

ダメージ・インクのライヴシーン、自分でもよくかけたと思っています。

 

kakuyomu.jp

 

 

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ストレンジとアサシンとヘビーメタルと文芸少女と

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2本の映画を観た。

ドクターストレンジとアサシン・クリード

僕は最近なんとなく「時間」について考えていて、ちょうどアマゾンで1円で売っていた新書を2冊購入し、風呂でなんとなく読んでいたところだった。

 

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奇しくも、今回鑑賞した2作品は「時間」に関係した映画であった。シンクロニシティ

2冊とも色々と示唆に富む内容であり、知的刺激を受けるという点では役に立った。

両書ともにマクタガートという哲学者に触れており、マクタガートによると、「時間は実在しない」のだそうだ。へえ。

ただここで知識や別角度からのものの考え方は多少得られたのだが、悲しいかな、現実の時間はやはり主観的にどんどん過ぎていく。そもそも「時間」は人間の先験的(アプリオリ)なもので、時間を「流れている」と感じるのは我々生き物の宿命のようだ。とにかく、時間というのは不可逆なものであるらしい。

 

ネタバレあります。ご注意ください。

 

さて、まずドクターストレンジですが、ベネディクト・カンバーバッチって名前、すごいよね。日本で言えば「武者小路」みたいな感じなのかな。カッコイイ!スター・トレックのカーン、かっこよかったし、「ホビット」のスマウグの声もよかった。「イミテーションゲーム」というアランチューリング(高名な数学者)を演じている作品がアマゾンプライムで観られるので近いうち見たいとも思う。

僕はマーベルにはそれほど思い入れがない(アベンジャーズまではなんとか見たが、その後のエイジオブウルトロンとかシビルウォーとかアントマンはもう押さえてない)のでドクターストレンジについての予備知識なく、映像体験を主な目的に行きました。

インセプションのように街がせり上がってくる様子やミラー次元は圧倒的だ。まあ、このあたり、僕がくだくだしく書いても仕方がないので割愛します。それにしても主人公が修行するのってバットマンなんかもそうだが、大体チベットとかネパールあたりだよね。あの地域の神秘性が説得力を与えてくれるのだろうか。 

映画前半、神の手を失ったドクターストレンジ、一度たどり着いたカマータージを追い出される。でも行くところがないので五時間くらいドアの外にいたら入れてくれました。優しい。ファイトクラブだったら2~3日は立ちっぱなしだぜ!

そんでなんやらかんやらで、どこでもドアの技を習得し強くなったストレンジ、なんと時間を操る手法を手に入れる。それって最強でしょ。まあ、一応神の摂理に逆らうので必ず報いがある、とかは言われているけど今回は報いはありません。

悪役(最近はヴィランとか言うらしいがなじめない・・・)のカエシリウスとその仲間たちとの戦いは壮絶だが、いかんせん仲間たちが一言も喋らず存在感が薄い。どこでもドアでいろんなとこに飛ばされるし。そんで最終的には暗黒次元のラスボス、ドルマムゥなる存在と対決することになる。宇宙にはこう言う輩が無数にいるのか、僕はグリーンランタンのパララックスを思い出した。もうこのくらいのスケールになると、地球にこだわらなくてもいいんじゃないかと思うのだが、映画的にはそうもいかないのだろう。こういう絶対的宇宙悪の原型はラヴクラフトクトゥルフなんじゃないかな。

それにしてもドクターストレンジが最後に何度も時間を巻戻してよみがえり、ドルマムゥと取引をするところなどはほとんど嫌がらせ!殺さないでどこかに幽閉すればいいじゃないか、とも思うが、映画的にはそうもいかないのだろう。

 

さて唐突だが僕は結構トイレが近い。不用意に長い映画なんか見ると、どうにもならなくなる時がある。最近の映画は上映時間が長いものが多いから僕は朝からなるべく水分を取らずに始まる直前にトイレに行くようにしている。ドクターストレンジの時もやっぱり終盤で催し、なんとかエンドロールまで我慢したのだがもうダメ!マーベルって確かエンドロールあともオマケがあったはずだなあと思いながらも出口に向かいドアを開けたところで案の定、セリフが聞こえてきた。でももう僕、見る余裕なし。結局後で知ったのだが、ソウが出てきたり、モルドーが悪くなっていたりという場面があったとのこと。まあしょうがないか。

 

アサシン・クリードは初日の初回に行きましたよ。僕ヒマ。なんかヴィジュアル系の人間多いなと思ったらXの映画も封切られていたらしい。クエー!とTOSHIが元気が出るテレビで叫んでいる映像は使われているのだろうか。

 

僕にとってアサシンといえば、1980年代に活躍していたドイツのB級スラッシュメタルバンドが最初に思い浮かぶ。どうですこのジャケット。まともな感性の持ち主でないことがひしひしと伝わるでしょ。


Assassin - Baka

曲名は「バカ」!狂ってる。しかも僕はこの曲をバンドでやった。僕も狂ってる。でもむちゃくちゃカッチョいいぜ、アサシン!

この時期、他にもマッドなドイツ産スラッシュバンドたくさんいたなあ。

 

閑話休題

僕は出来るだけ前情報を仕入れずに映画を観たいので、ゲームが原作だということはよく知らなかったのだが、テンプル騎士団とアサシン教団との二項対立ということでOK?それにしてもカンバーバッチといい、マイケルファスベンダーといいミドルエイジ俳優が頑張っている。ぼくも頑張らねば。何を?人生をだ!

さて肝心のストーリィはこちらをご覧下さい。

 

www.foxmovies-jp.com

・・・てな感じです。ネットを見ていると映画を分析的に見ている人がいるが心底尊敬する。よく色々と解釈するよね。僕なんか基本印象批評だし、ミスリードも多い。だって、ドクターストレンジの話に戻るが、最後、ストレンジが手を見つめるシーンが出てくる。僕はそれを見て、ああ、ストレンジは魔術を使えるようになったことと引き換えに、この手とともに生きていくんだな、と思ったのだ。ところが、どこかのブログでは、いつの間にか「手が元通りになっていることに気づくストレンジ」と書いてあるではないか。そうだったの!そして同様のミスリードは今回もありました。

 本当に予備知識ゼロだったのでアホな感想だが、まず僕はファスベンダーが二役をやっていることに最後まで気づかなかった!つまりカラム・リンチはどこぞの別の俳優がやっているとずうっと思い込んでいたのだ。「あれえ、ファスベンダー、ほとんど見せ場がないけど・・・」などと間抜けにも程がある。後でネットを見て二役を知った。

 

 この映画もある意味時間をさかのぼる(DNAの記憶を探るといういささか怪しい設定ではあるが)という点ではまさにタイムトラベルものである。アニムスなる可動性のある機械で先祖の記憶を追体験できるのだ。これ欲しいなあ。先祖の記憶を追体験したいとは思わないが、楽しかった自分の思い出をヴァーチャルに味わいたい。でもこの手のネタは「ブレインストーム」とか「ストレンジ・デイズ」などの昔の映画ですでに出てきてるか。

 そうそう、ゲームのことをよく知らないんだけど、「イーグル・ダイヴ」という高所から落ちても平気な技があるらしいね。そんで、映画でもえらい高い塔の上からファスベンダーがダイヴするのだが、それを観察していたマリオン・コティヤールが「イーグルダイヴ!」と素っ頓狂な声をあげるところにはかなりの違和感を感じました。なんか必殺技の名前を言っているみたいなんだもん。逆にゲーム好きの人にとってはたまらないのかもしれない。ただ、ドルマムゥレベルの敵が存在しないのでいささか最後の盛り上がりには欠ける。だって、テンプル騎士団の集会に忍び込んで、もはやおじいちゃんであるジェレミーアイアンズの喉を掻っ切るって・・・僕は最後に派手なバトルがあると思っていたので完全に肩すかしを食らった。アクションはパルクール(最近の流行りなのか?)中心の肉体酷使系。でも、この手のアクションで僕がすごいと思ったのは007のカジノロワイヤルの冒頭シーンだ。ダニエルクレイグではなくて追っかけられる黒人の方がすごかった。とりとめのない感想ですいません。

今度はパッセンジャー観たい。

 

さて、「ヘビーメタルと文芸少女」なのだが、カクヨムコンテスト通過効果なのか、フォロワーやPVがじわじわと増えていい感じ。しかも先週、週間ランキングでいつの間にか7位になっていた!始めた頃なんて100位圏外だったのに、成り上がったなあ!しかも、今週に至っては5位(3月6日現在)に浮上!さらにびっくり。

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現代ドラマの週間ランキング - カクヨム

 

 

kakuyomu.jp

カクヨムにおける『ヘビーメタルと文芸少女』のいま 続編

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 僕は去年、娘とのやりとりがきっかけとなった「ヘビーメタルと文芸少女」という小説を半年かかって書きあげた。その後いろいろあって現在「カクヨム」という角川のWEB小説サイトに毎日投稿している。そして2月8日に以下の記事を書いた。さて、その後どうなったでしょうか。

 

 

otominarukami.hatenablog.com

 

 カクヨムでは現在第二回WEB小説コンテストというのを開催しており、せっかくなので僕も応募してみた。しばらくそのこと自体を忘れていたのだが、あるフォロワーさんが「予選通過してますよ!」という応援コメントをくれたのだ。

 えっ?!と思って確認してみると、確かに中間選考発表に僕の作品も入っていた。

kakuyomu.jp

 

”応募総数2690作品のうち、今回は読者選考によるランキング上位から選ばれた合計275作品が選考を通過いたしました。最終選考は、こちらの結果を元に各部門の選考参加レーベルによって進めさせていただきます。”

 

だそうです。おお!なんだか知らないけど少しドキドキしてるよ。僕の応募した部門は47作品が残っている。予選を通過しただけでも立派なもんだ。そのおかげか、多少人の目にも触れるようになったのか、ページヴューが増えました。

現況報告。

 

作者としてのフォロワー6人。

ありがとうございます。

 

作品のフォロワー20人。

よくも大量の作品の中から見つけ出してくださいました。本当にありがとうございます。

星29個。

3月1日現在のページヴュー1548。

 

 初回読者数は106なので、読み切ってもらえたかどうかは別として、100人以上の人に注目されたことは非常に喜ばしい限りです。

 まあ、ここまでくれば、書いた甲斐もあるものだ。

 

 ちなみに、この作品を書いて以来、「書く」ことに味をしめた僕はいくつかのアイディアを得て、他にも作品を書いた。

 そろそろこの「ヘビーメタルと文芸少女」も完結に近づいているので、引き続き次の作品も発表していきたいと考えている。今の時代、こういう発表の場があるということは僕のような人間にとっては非常にありがたい。

 

 作品はまさにクライマックス直前。最後のライヴシーンはかなり力を入れて書いた。手前味噌で恐縮ですが、自分でも読んでてなぜだかじんときてしまいます。

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